今日も高江では座り込みが続いています。引き続き、ご支援ご協力を、よろしくお願いします。
詳しくは以下をダウンロードして参考にして下さい。

Voice of TAKAE(2018年6月改訂版/) 高江で起こっていることを知るためのガイドパンフレット
Voice of Takae (English ver.)(886KB):Voice of Takae英語版 ( on Jan. 16, 2014)
「やんばるの森にヘリパッドはいらない」(WWFジャパン共同発行)
No Military Helipads in Yanbaru Forest(WWFジャパン共同発行英語版)
高江プラカード印刷用デザイン集(印刷して使ってね)
高江カラーパンフ(日本語)
TAKAE color flyer(English)

2015年02月19日

地道な要請行動の成果

続いて要請行動に関する報道です。16日に沖縄防衛局と県知事、17日に東京は防衛省へ要請したところです。
今回の要請ではこれまでと異なる反応もいろいろ出てきました。


地道な要請行動の成果
ヘリパッドの先行提供 高江住民らが抗議
琉球新報 2015年2月17日



地道な要請行動の成果
防衛局と住民 高江ヘリパッドで認識ズレ
沖縄タイムス 2015年2月17日



地道な要請行動の成果
高江住民がN4提供で防衛局に抗議
琉球朝日放送 2015年2月16日



地道な要請行動の成果
高江先行提供 防衛省に抗議
琉球新報 2015年2月18日



地道な要請行動の成果
高江ヘリパッド建設中止を要請 住民ら防衛省に
沖縄タイムス 2015年2月18日




ポイントを整理してみます。

●防衛局長が集落内の道路は工事に使用しないと断言した!

何度も要請してきた件ですが、今回の要請で言質をとることができました。
N1、G、Hなど残りのヘリパッドの建設に関して工事車両の通る道は、正面から県道を通るものの他に、集落内の道路を通るものがあります。集落内の道は狭い上にアップダウンも多く、小中学校もあるため工事車両が通るのはたいへん危険です。東村長が工事車両の通行を「体を張って止める」とまでいうほどです。
これまでは「原則的に」などの冠をつけてごまかしてきた局長でしたが、今回はじめて集落内の道路は使用しないと断言しました。

[タイムス] 今後、「G地区」と呼ばれる着陸帯の建設工事では「集落内を通行しない」と断言した。


●N4ヘリパッドは新設ではなく、「既存施設の改修」?

局長から迷言が飛び出しました。

[新報] 応対した防衛局の井上一徳局長は「着陸帯の提供時期は定めていない」と述べた上で、N4着陸帯は新設ではなく既存の着陸帯「LZ17」の一部改修であり、改修が終わったことに伴い提供したと説明した。

[タイムス] すでに完成したN4地区の2カ所の着陸帯は「既存施設の改修だ」と新たに説明。


座込みもそろそろ8年目になるわけですが、ヘリパッド建設が「既存施設の改修」だなんて初耳です。
タイムスの記事では図入りで説明されています。

どういうことかと思っていたら・・

[タイムス18日] 「既存の着陸帯に整備するので改修でもあり、返還される部分からの移設でもある」と、言葉の捉え方の問題で、同じことを指しているとの認識を示した。

案の定、17日の防衛省要請の席ですぐに言い訳がされたのでした。


●高江区はヘリパッド建設を容認しているのか。

[タイムス] 局長は(略)「東村と高江区から容認という形で理解いただいている」と述べた。
[タイムス] 防衛局側は高江区容認の根拠として2010年7月に区長が村を介して、住宅や学校上空の飛行回避など18項目の「受け入れ条件」を提示したことを挙げた。
[新報] 井上局長はヘリパッド工事に関し、2日に東村長と高江区長が集落内を工事車両が通らないよう局に要請したことを挙げ「高江区から承認をいただいている」と説明したが、住民らは「区は2度も反対を決議している」と反論した。
[QAB] 井上沖縄防衛局長「高江区の方たちからは一応容認という形でご理解いただいている」と話し、住民は「容認じゃないですよ」同席した議員は「局長「容認」取り消してください容認していないからみんな来ているんじゃないですか」と訴えました。


何をもっての「容認」なのか。どこが「地元」なのか。それはいつも国策を進めたい人たちによって都合よく解釈されます。
高江区は99年と06年の2度、ヘリパッド建設反対決議を全会一致で出しており、いずれも撤回されていません。もちろん建設を容認してもいません。

17日タイムスの紙面から引用します。大事なことなのでウェブ記事にも載せてほしいです。

 住民側は北部訓練場の過半の返還が実現していない段階で、先行的にN4の着陸帯が提供されることにも反発。住民の会の安次嶺雪音さんは「私たちには着陸帯が増えているとしか思えない。18項目を建設容認と解釈しているが、それすらも守られていない」と憤った。
 仲嶺久美子区長は沖縄タイムスの取材に、「区は集落上空は飛ばないでほしいと要望したが、容認すると伝えたことはないはずだ。抗議決議も撤回していない」と指摘した。



●生活者の目線から

最後に18日新報より、防衛省要請の様子を引用します。

 要請に参加した安次嶺雪音さん、伊佐育子さんは、集落上空を米軍の航空機が低空で飛行している現状などを語り「暮らしの中での不安を取り除いてもらわない限り認めることはできない」と訴えた。
 今月初旬に多数の米兵が内部で野営訓練ををした際、通学路に銃を持った米兵が立っている様子や、道路が汚れた様子などを写真をで示し、抗議した。


何も難しい事は言っていません。政府には、生活者の素朴な声に真摯に耳を傾けてほしいです。


-----

報道にはなりませんでしたが、県庁要請もしてきました。
県庁職員のみなさんには、知事が代わったことでもあるのだし、もう少し積極的に住民の側にそった対応をしていただきたいです。
「チョイさんのブログ」に詳しくあるのを参照させてもらいます。
http://blog.goo.ne.jp/chuy/e/52023e27e32bd57e3c54c38f80a74190

翁長知事、一度高江に来てくださいね。


同じカテゴリー(メディア掲載)の記事

Posted by 高江イイトコ at 16:13 │メディア掲載陳情・要請