今日も高江では座り込みが続いています。引き続き、ご支援ご協力を、よろしくお願いします。
詳しくは以下をダウンロードして参考にして下さい。

Voice of TAKAE(2018年6月改訂版/) 高江で起こっていることを知るためのガイドパンフレット
Voice of Takae (English ver.)(886KB):Voice of Takae英語版 ( on Jan. 16, 2014)
「やんばるの森にヘリパッドはいらない」(WWFジャパン共同発行)
No Military Helipads in Yanbaru Forest(WWFジャパン共同発行英語版)
高江プラカード印刷用デザイン集(印刷して使ってね)
高江カラーパンフ(日本語)
TAKAE color flyer(English)

2013年05月30日

このごろのやんばるのいきものたち。

梅雨の雨がしとしと、ふったりやんだりのやんばるの森から。

庭のクワズイモは水芭蕉にも似た花のあと、鮮やかな赤い色の実をつけています。
月桃も花ざかり。今が草刈りの時期、切りとった花をたくさんもらいました。オリオンビールのジョッキに生けてみたら存在感大の生け花ができあがりました。


テッポウユリやイジュの花の後、今はノボタンたちの出番。ふんわりあちらこちらで咲いています。こどもの頃、紫色に成る実をよく食べたなあと語る村の人。


この花は桜蘭(サクララン)。


先週はアブシバレーもありました。琉球王国の時代から続く旧暦の4月(梅雨の時期)の季節祭祀です。
アブシは畔(あぜ)、バレーは祓(はら)うという意味で、アブシバレーは、田畑を祓い清めるという行事です。
虫たちとの深いつながりがあります。

高江の無農薬キャベツとクワガタ虫。


今テントにもやんばるの生き物たちの解説入り絵が展示されているので、ぜひ見に来てくださいね。(やんばるの若き画家作!)


営巣期間中だけじゃなく、ヘリパッド建設・戦闘訓練を含めた基地運営に全面的にNO。
こんなに豊かな自然と暮しを、戦争する事のために犠牲にしたくないから。

今はまた、いろんな種類のとてもきれいな蝶がたくさん飛んでいます。5月に予定されていた琉球イチゴ摘みツアーは、良いポイントとなっていた場所のイチゴの木が刈られてしまい(ショック。。。。)実施できなかったのですが、6月中旬蝶の専門家をお迎えしてのやんばるの森ツアー決定です。こうご期待!





  

Posted by 高江イイトコ at 18:54Comments(1)やんばるの自然

2013年05月28日

第7回 古堅実吉さんによる高江学習会のお知らせ。

明日、5月29日(水)13時頃よりN 4テント前にて。(雨天時はメインゲート前テントにて)
古堅実吉さんによる高江学習会をひらきます。
明日のテーマは未完の72年返還と県民のたたかいです。この回で最終の予定です。
皆さんご参加ください。
古堅実吉 ふるけん さねよし
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8F%A4%E5%A0%85%E5%AE%9F%E5%90%89
  

Posted by 高江イイトコ at 16:33Comments(0)

2013年05月28日

5月29日水曜ACTION!!のお知らせ!

先週水曜日は村への要請応援ありがとうございました。

今週復活!水曜ACTION!!です。ジャングル戦闘訓練センター(北部訓練場)メインゲート前10時半頃から集まります。


本日午前9時頃、国頭村安田瀬嵩崎から東南東59キロの地点で、米軍F15戦闘機が墜落しました。

乗員1人は脱出し午前10時9分頃航空自衛隊の航空機に救助され、現在中城海上保安部は米軍から救助要請を受け巡視艇や航空機を現場海域に急行させています。

2006年にも同区域で戦闘訓練中のF15戦闘機が墜落事故を起こしています。

安田は高江のふたつ隣りの集落です。速報を受けショックを隠せません。

戦争を担う軍機が空を飛び起こる災害・更なる危険を撤廃するために抗議の声を上げましょう。

みなさんの参加を待っています。





  

Posted by 高江イイトコ at 12:24Comments(1)ヘリパッド座り込み

2013年05月27日

イベント・第6回ゆんたく高江

「第6回ゆんたく高江」

2013年6月2日(日)
開場12時30分 開演 13時 (終演予定20:00)
北沢タウンホール(下北沢駅南口徒歩4分)
入場無料(カンパ歓迎)

Live:
青葉市子
石原岳
ジンタらムータ
SoRA×勝井祐二
知久寿焼

Performance:
リーディング劇:
《私(わん)の村から戦争が始まる - 2013 ゆんたく高江ver -》
by 非戦を選ぶ演劇人の会 作・清水弥生
出演:円城寺あや、大月ひろみ、坂手洋二、高山正樹、HIRO、他

Talk:
石原 タケシ、清水 アキラ、オーリー(沖縄・高江 ヘリパッドいらない住民の会 )


Exhibition:
高江の写真や資料の展示、映像上映、人形劇など、もりだくさん!

★キッズスペースあります。
★会場収容に限りがあり、入場を制限する場合があります。

-------------------------------------------------------

 沖縄・東村高江(ひがしそん たかえ)は、豊かな森と水に囲まれた小さな集落です。
2007年7月に米軍オスプレイ用ヘリパッド建設工事が開始されてから、
高江では静かな暮らしと自然と平和を守るため、座り込みによる抗議が続いています。
 しかし、日本政府は住民に対し十分な説明もないままに強引に工事を進め、2013年2月末には
計画されている6ヶ所の内のひとつ目のオスプレイ用ヘリパッドが完成してしまいました。
すでに高江でもオスプレイが飛行しており、残りのヘリパッドが完成すれば、
さらなる墜落の危険性や騒音にさらされることになります。
 また、座り込みをした人達を国が「通行妨害」で訴えるという前代未聞の裁判も行われており、
6月25日には判決が言い渡されます。
 高江が抱えている問題を一人でも多くの方々に知ってもらいたい!住民の暮らしを守りたい!
そんな思いから「ゆんたく高江」は始まりました。
高江の思いを受け止め、一人ひとりが高江につながる行動を起こすきっかけをつくるため、
今年もゆんたく高江を開催します!
言葉や歌の力に乗せて、高江の思いが一人でも多くの人に届きますように。

-------------------------------------------------------

【カンパのお願い】

 この企画はみなさまのカンパで成り立っています。ご賛同いただいた個人・団体は、公表の可否を確認した上で当日配布資料にお名前を紹介させていただきます。お振り込み後、メールにて氏名・団体名のチラシ等への掲載の可否をご一報ください。

個人1口1,000円、団体1口2,000円
郵便振替
記号10110 番号99903741
口座名 ゆんたく高江

-------------------------------------------------------

【ボランティア・スタッフ募集】

多くの人たちと協力して、このイベントを作っていきたいと思っています。
高江のことで何かやってみたいなあ、と思っている方、お気軽にご連絡ください!

-------------------------------------------------------

主催:第6回ゆんたく高江実行委員会
twitter/yuntakutakae
EVENT HP http://yuntaku-takae.blogspot.jp/
ゆんたく高江 HP http://helipad-verybad.org/
e-mail/yuntakutakae@yahoo.co.jp  

Posted by 高江イイトコ at 19:06Comments(0)イベント情報

2013年05月25日

2013年5月23日県環境政策課並びに環境保全課への要請/報告

前日の東村への要請に続き、23日県の環境政策課に要請、更には完成した着陸帯の赤土流出により環境保全課にも要請に行って参りました。(要請文の中でそれぞれ要請3が管轄に沿って異なった要請となっています。環境保全課へは要請4があります。)

2013年5月23日
沖縄県知事 仲井眞 弘多殿
(環境政策課)

ヘリパッドいらない住民の会

要 請 書
オスプレイが強行配備され沖縄の空を飛び回る中、2013年2月 住民の強い反対を押しきった形でヘリ・オスプレイパッド工事が一部完成してしまいました。
このヘリ・オスプレイパッドはN4地区と呼ばれる場所にあり、集落にもっとも近く、県道にも隣接しています。
私たちは、この完成と、これから同じように進められようとしているこの事業に対し沢山の懸念を抱いています。

完成したヘリパッドに関してですが、完成間際に大きな崩落事故がありました。
報道によれば直径75 メートルのヘリパッドの一部が崩落し、大量の赤土が40m下の谷底まで流出したということです。原因はその日前後のわずかな降雨によってということで驚きです。
崩落箇所にシートを張り手作業で木のクイを打つなど応急措置程度の補修で回復、完成となりました。しかしこれは工期に間に合わせるための手抜き対策ではないかと思わざるを得ません。
急斜面の立木を全面伐採し、軟弱となった基盤に赤土を盛土、填圧するという設計や、緩衝帯が急な斜面であることに問題はないのか?何十トンというヘリによる年間420回の離着陸に本当に耐えられるのだろうか?
ヘリの重みで地滑りが起き、ヘリごと落ちてしまうような大惨事も起こりかねません。
N 4地区は県民の水がめである福地ダムともつながっており、赤土流出などによる広範囲の影響が懸念されます。

次に環境への懸念についてです。
この事業が行われる一帯の森はノグチゲラをはじめとする多くの固有種、希少生物が生息しており、生物多様性の宝庫ともいえます。先日もN4付近で新種のランが発見され話題になりました。(資料1)
しかし、これらの生物は生態系が脆弱であり、米軍基地や森林伐採などの影響により永続的に生息する環境が急速に損壊しており、絶滅の危機に瀕しています。(資料2)

オスプレイの運用をはじめ、この崩落事故についても沖縄防衛局は報告をせず隠蔽しようとしました。
県や東村の立ち入り調査の際も崩落現場での写真撮影を拒否するなど、その強引な姿勢は目に余ります。
また、2011年N 1地区におけるヘリパッド建設事業の際、100人を超える作業員、防衛局員が作業ゲートではなく森の中から強引に土砂を搬入し、希少植物を踏み荒してしまうという事件もありました。
赤土防止条例を所轄する県として、このような対応や現状を黙認するのではなく、原因の究明や今後の対策について沖縄防衛局、環境保護団体、そして地元住民代表らと話し合うべきであり、少なくともそれまでには工事を中止すべきです。

ヘリ・オスプレイパッド建設事業の受け入れは世界自然遺産の登録ではなく基地の固定化や強化につながります。
県民の暮らしと環境を守るため。そして次の世代に遺恨を遺さないためにも以下の事項を実現してくださるよう沖縄県に対し要請します。



1 .完成されたといわれているヘリ・オスプレイパッドの使用禁止を求めること。
2 .次に進められようとしているヘリ・オスプレイパッド建設計画の撤廃とN 4周辺 の森の環境保全、復旧につとめること。
3 .今年度事業行為通知書審査の前に県が把握しているヘリパッド建設事業に伴う移植調査の情報公開をすること。

以上

※対環境保全課要請文同上ただし

1 .完成されたといわれているヘリ・オスプレイパッドの使用禁止を求めること。
2 .次に進められようとしているヘリ・オスプレイパッド建設計画の撤廃とN 4周辺の森の環境保全、復旧につとめること。
3 .赤土防止条例を所轄する県として、今年度 事業行為通知書審査の前に崩壊事故についての全ての資料の公開と原因の究明をすること。
4.今年度、造成が予定されているN4-2地区のヘリ・オスプレイパッドは、急峻な崖の上に位置し、昨年度以上の森林伐採、盛土等が予定されている。このままでは、再度の土砂崩落による赤土流出が危惧されるので、赤土防止条例を所轄する県として、防衛局に対して、工事の全面見直しを求めること。

以上


県庁には南部で日頃応援してくれている方達が集まってくださいました。専門的な知識を持ち沖縄の豊かな自然を、やんばるの森を本当に愛して闘っている先輩の方々とともに席に着きました。政策課からは副課長の比嘉隆氏他2名、保全課からは課長である城間博正氏他2名が席に着かれました。
要請読み上げの後、まず最初に40年以上やんばるの自然を研究されている「山原の自然を歩む会」の玉城長正氏より、やんばるの森がいかに貴重な森であるのかということ、天然林の除灌木が行われているのは沖縄だけであり、資料2(同氏によるもの・琉球新報掲載)のノグチゲラの異常、高江にその群落を持つ多種のラン科の稀少植物が森林の伐採による森の乾燥化によってどんどん失われていっていること、マングース用の仕切りや、保護対策として設置されたノグチゲラ営巣人工BOXの矛盾(ハブの巣になる)等が述べられ、私達がするべきことはウチナーの宝・豊かな自然を守ることであり、日米両政府に手を出させるべきではなく、世界に出していくものであり、オスプレイが来て、ヘリパッドは作られているが、こどもたちに一体何を残すのか。県が専門家を呼び森の専門調査をしてもらいたいと述べられました。
続いて土木関係専門知識を有されるK氏より、保全課に対し、まず最初に今期ヘリパッド工事から制定された赤土防止条例に基づいた事前協議は未だないのかといった確認がされ(7月まで一ヶ月余りにして未だ無しとの回答)、今期N4-2ヘリパッドにおいてどのように調査するのかと問われ、この際わかったことですが、課は、伐採規模や砕石量、地形環境等、具体的な知識が全く無かった事に驚きを隠せませんでした。このことに対してK氏から「昨年度は防衛局だったが、今年度からは県が責任を問われることになりますよ」「防衛局から通知が来たら協議不要とはしないように」との指摘がありました。
N4-2の地形は土砂崩れを起こしながら完成したとされるN4-1地帯よりもはるかに急斜面であり、工事は不適切であるとしかいいようがないと述べられました。
政策課の比嘉氏より、「アセスに基づいた形でできるだけ環境に負荷のないようにやっていくしかなく、伐採をするなというのは難しい。琉大の先生方から意見を頂いていく」との発言の後、専門知識に富まれるM氏からアセスがどれだけ“アセスもどき”であるかの説明があり、資料が各課に提供されました。人事移動が繰り返される中で事後報告を積み重ね、県民の代表として仕事を怠ることがないように、また、日本政府にだまされる沖縄であってほしくないと伝えられ、県はアセスに頼りすぎているという参加者からの意見がありました。
その後住民から森を見に来てほしいという訴えがあり、参加者から防衛局は報道がなければN4-1の土砂崩落を隠し通し、報告などしなかった姿勢なのだから県は監視し、するべき仕事はしっかりするようにと述べられました。やんばるの森が踏み荒らされているのを黙って見ていることしかできないのかと痛切な意見が出ました。
この後、それぞれの課への要請項目の回答をいただきたいという私達からの要求に対し、政策課から「要請1と2については課としては立場的に答えるのは厳しいが、上司に伝える。アセスはもう一度やるべきと昨年10月に防衛局に申し入れをしているが、今年2月の段階で未だ検討中との答えであり、再度求めて行きたい。皆さんの考えはリカイしている」とあり、保全課からは、「資料の提供をしていきたい。N4-2の事は今後防衛局に訴えて考えていきたい」とありました。
その他にも「なぜ世界遺産にならないのか」という参加者の訴えにおいては、「自然保護課の管轄となるので控えたい。暫定リストはいいことだと思います」と述べられたり、「基地内のことであるとどうしても防衛局を通さねばならない」という政策課に対し、米軍に交渉するべきと私たちはきっぱり言いました。
最後に、防衛局に蔑ろにされて黙っているのですか、再アセスの申し込みついて返答がないのだから、工事を進めることはできないと突き付けるべきである。アセスをやり直さないうちは工事をするなと強く訴えました。
県は各環境保護団体、市民団体等と連携を密にすべきであるとも訴えられました。(これに対しての県の答えは要請を受けますとのこと。)
今の県庁職員は国のことになるとまどろっこしいので、彼らを励ましていくべきですねと事後集会で話されました。
今回全体を通して、県の自らがやるべき調査に対しての積極さが見られなかったのが残念ですが、今回の専門の方々の意見から次にできる事も見えて大いに参考にしてもらえたらと願わずにはいられません。
県と各団体の連携により守るべきものを守りましょう。





高江再アセス「検討中」 防衛省
沖縄タイムス 2013年5月24日



チョイさんの沖縄日記
http://blog.goo.ne.jp/chuy/e/9f8024d05d4be613242bb3614268b199
http://blog.goo.ne.jp/chuy/e/c31c1e3e37909023daa57892bfb9c15d

ブログ海鳴りの島から
http://blog.goo.ne.jp/awamori777/e/e6423b9862badf355229f34ace68c3cd

あわせてぜひご覧ください!




(5月28日追記)

日曜日に新報にも掲載されていたので追記します。


高江ヘリパッド使用禁止を要請 住民の会が県に
琉球新報 2013年5月26日



  

Posted by 高江イイトコ at 05:32Comments(0)メディア掲載陳情・要請

2013年05月25日

2013年5月22日東村への要請/報告

今回も東村へ要請に行って来ました。村民10名のみの入室、時間は15分に限られるものでしたが村民は10名以上、いつも高江の座り込みに参加しているみなさん、県外からこの日のために来てくれた人、集まりました。村長に以下の要請文提出しました。

2013年5月22日(水)
東村長 伊集盛久殿
ヘリパッドいらない住民の会

要 請 書

オスプレイが強行配備され沖縄の空を飛び回る中、2013年2月 住民の強い反対を押しきった形でヘリ・オスプレイパッド工事が一部完成してしまいました。
このヘリ・オスプレイパッドはN4地区と呼ばれる場所にあり、集落にもっとも近く、県道にも隣接しています。
私たちは、この完成と、これから同じように進められようとしているこの事業に対し沢山の懸念を抱いています。

さて、去る昨年8月要請行動の際、村長はこの事業に関して「オスプレイは反対だが建設は容認」と表明されました。その理由の1つに「オスプレイ以外の機種(CH-46など既存のヘリ)も使用するので建設に反対できない」という発言がありました。
私たちはこの発言に、つよい懸念を感じます。
沖縄防衛局はオスプレイ運用のためのヘリパッド建設であるということを隠そうとする動きがありますが、村長の答弁はそれに追随するものと思われるからです。
N4地区に関しては既存のヘリが同時に3機着陸できる広さのヘリパッドが既にあり運用もしています。
N4地区の両端に新しく造成する必要はありません。

完成したヘリパッドに関してですが、完成間際に大きな崩落事故がありました。
報道によれば直径75メートルのヘリパッドの一部が崩落し、大量の赤土が40m下の谷底まで流出したということです。原因はその日前後のわずかな降雨によってということで驚きです。
崩落箇所にシートを張り手作業で木のクイを打つなど応急措置程度の補修で回復、完成となりました。しかしこれは工期に間に合わせるための手抜き対策ではないかと思わざる得ません。
急斜面の立木を全面伐採し、軟弱となった基盤に赤土を盛土、填圧するという設計や、緩衝帯が急な斜面であることに問題はないのか?何十トンというヘリによる年間430回の離着陸に本当に耐えられるのだろうか?
ヘリの重みで地滑りが起き、ヘリごと落ちてしまうような大惨事も起こりかねません。
N4地区は県民の水がめである福地ダムともつながっており、万が一事故が起こった場合、取り返しのつかない影響をあたえてしまいます。
次に環境への懸念についてです。
この事業が行われる一帯の森はノグチゲラをはじめとする多くの固有種、希少生物が生息しており、生物多様性の宝庫ともいえます。先日もN4付近で新種のランが発見され話題になりました。(資料1)
しかし、これらの生物は生態系が脆弱であり、米軍基地や補助金目当ての森林伐採などの影響により永続的に生息する環境が急速に損壊しており、絶滅の危機に瀕しています。(資料2)
ノグチゲラの繁殖活動に影響を与えるとして3月から6月までの工事は中断されています。しかし、この期間中も工事の音を遥かに上回る爆音でヘリ・オスプレイが飛行訓練をしており、低周波や下降気流による生態系への影響が懸念されます。この様な状態を黙認することは、自ら「ノグチゲラ条例」を制定し、貴重な環境を守ろうとする村の姿勢と矛盾するのではないでしょうか?

ヘリ・オスプレイパッド建設事業の受け入れは世界自然遺産の登録ではなく基地の固定化や強化につながります。
何かの犠牲と引き換えに享受する豊かさは本当に豊かといえるのでしょうか?
村民の命と暮らしを守る村長の責任において。また次の世代に遺恨を遺さないためにもしっかり問題に向き合ってほしいと思います。防衛局の声だけではなく、村民の意見を聞いてください。

以下の事項を実現してくださるよう村長に要請します。

1  完成されたといわれているヘリ・オスプレイパッドの使用禁止を求めること。
2 次に進められようとしているヘリ・オスプレイパッド建設計画の撤廃。
3 ノグチゲラ営巣期間のヘリ・オスプレイの飛行及び銃器による訓練の禁止。

以上


この高江で、4人のこどもをもつお母さんが要請文を読み上げた後、伊集村長はみなさんの気持ちは理解できると発言されましたが、その後要請1に対し、SACO合意によるジャングル戦闘訓練センター(北部訓練場)過半の返還を条件としたヘリパッド建設の了承そして移設の変更の難しさを主張、やんばるの自然を守るためであると発言、要請2に対してはオスプレイを対象にした建設計画との認識はなく、基地の整理縮小につながる、考えを変えようとは思っていないと発言。要請3についてはノグチゲラのことには触れず、地域住民の安全を考えており、オスプレイの安全性が認められない限り、これに反対していくと発言がありました。
2008年7月11日の住民の会からの村要請の際、村長自身の「着陸帯を作らせても使わせないようにしたらいいのではないか」といった発言を取り上げ、ぜひそのように村から要請していただきたいと言いました。それに対し村長はまたしても「SACO合意により容認としかできない」と。使わせないようにすればいいと言ったじゃないですかという村民の意見に対し、記憶にないと言われました。
村からは、一貫して、ヘリパッド容認の立場は変わらないという事が述べられ、オスプレイの飛行訓練に対し反対・要望をやりたいとありましたが、オスプレイは学校の上を飛んでいるんですよという事に対し、役場でも情報は調べているが、みなさんが情報をくださいという発言があり、今回も消極的・他力本願的な印象を受けずにはいられませんでした。
「平良の空をオスプレイが飛んだ時、村は抗議をしたのに、オスプレイが飛んでいることがわかりきっている高江についての抗議はなされていない。いっしょに防衛局に抗議に行きましょう。」「村民大会をいっしょにやりましょう。」というに対し村は答えず、村民の更なる「完成した着陸帯にオスプレイが止まったら抗議ができますか?」という問いかけがあったところで「15分という約束ですから!」と今までにないような追い払うような対応を受けました。ドアの方に押し出されながら「15分にされた理由はなんだったのでしょうか?」と聞きましたが、「出てください!!」とだけでした。
その後マスコミに対しては"村民大会は開かないが反対はしていく"と言ったそうです。「住民のために何かできないのでしょうか?反対といっても具体的には何もしていないのでは?」というマスコミの意見に対しては"県民大会に参加した、反対の看板(のぼり)を出している。必要とあらば行動する”との発言の後、打ち切られたそうです。
残念ながら村の態度は未だ変わりませんが、住民の会は村に対し訴え続けて行きます。各団体も東村に訴えています。私達が様々な角度から常に訴え続けていくということが大事です。


以下、各メディア掲載紹介します。






東村長に要請 「ヘリパッド建設反対を一緒に」
琉球朝日放送 2013年5月22日






高江の米軍ヘリパット建設 住民ら村に中止要請
琉球新報 2013年5月23日






高江ヘリパッド使用禁止で要請 住民の会、東村長に
沖縄タイムス 2013年5月23日




  

Posted by 高江イイトコ at 01:30Comments(0)メディア掲載陳情・要請

2013年05月21日

村要請と県庁交渉のお知らせ

村要請と県庁交渉のお知らせです。

村要請5月22日(水)午前11時より。以下の事項を村長に要請します。

1 完成されたといわれているヘリ・オスプレイパッドの使用禁止を求めること。
2 次に進められようとしているヘリ・オスプレイパッド建設計画の撤廃。
3 ノグチゲラ営巣期間のヘリ・オスプレイの飛行及び銃器による訓練の禁止。

時間は15分。発言は10人までの村民に限るということで、今のところ厳しい条件で言われてきていますが、村長が会うということで良しとなりました。たくさん集まって村長にインパクト与えていきましょう。11時からということで、今週の水曜ACTIONはお休みという形をとっていますので、村役場に応援に来ていただければと思います。

県庁交渉(環境政策課)「伐採やめて!オスプレイパッドつくるな」は5月23日(木)15時より。ロビーに14時半集合です。

みなさん参加の程よろしくお願いします。
  

Posted by 高江イイトコ at 20:17Comments(1)ヘリパッド座り込み陳情・要請

2013年05月21日

第6回 古堅実吉さんによる高江学習会のお知らせ。

明日、5月22日(水)13時頃よりN 4テント前にて。(雨天時はトータンヤーにて)
古堅実吉さんによる高江学習会をひらきます。
明日のテーマは米軍占領下の沖縄と県民のたたかいについて(その4「後半」)(復帰への道を開いた60年代の壮大なたたかい)です。
皆さんご参加ください。
古堅実吉 ふるけん さねよし
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8F%A4%E5%A0%85%E5%AE%9F%E5%90%89

  

Posted by 高江イイトコ at 11:50Comments(0)

2013年05月19日

5月21日(火)高江音楽祭@cafe 山甌 梅津和時ライブ!



5月21日(火)高江音楽祭 cafe山甌 やまがめ

梅津和時・多田葉子・ホールズ・上地gacha一也・

マルチーズロック もりと・石原岳


open 18:00start 19:00 charge 2000円

今年3回目の高江音楽祭ですが、今回は前回の坂田明さんに続いて同じくサックスの巨人が来てくれます。

サックスプレイヤーの梅津和時さん。



RCサクセションで忌野清志郎のうしろでサックスを吹いていた梅津さん。
ジャズやロック、クレツマーなど数々の音楽のジャンルをまたぎまくっている偉人です。
梅津さんのバンド「こまっちゃクレヅマー」からサックスプレイヤーの多田葉子さんと
沖縄のバンド「マルチーズロック」のメンバーもいっしょに参加しますよ。
当日はおいしいフードもあります。

この機会に高江に来てみませんか?!

ライブを見る前についでに座り込みに参加しませんか?

座ってお茶して話するだけでいいんですよ。

深刻に考えないでどうぞおいでませ。

----------------------------------------------

※すべて当日券、予約チケットは発行していません。

※夜、イベント終了後に車に戻るとき、道が暗いので懐中電灯など用意することをお勧めします。

※高江はバスでも来れますが高江のバス停から山甌までは徒歩で40分くらいかかりますのでご注意を。

※駐車スペースが少ないので、ぜひ友人同士で声かけをして車を乗り合わせてお越し下さい。

※駐車は山甌に行くとちゅうの山道の路上に駐車していただきます。

※誘導者の指示に従ってお願いします。


cafe 山甌 http://www.mco.ne.jp/~yamagame/

沖縄県東村高江ってどこ?行き方&ガイドマップ(1.4MB)
http://nohelipadtakae.org/takaebreau/Vot-sit-in-guide2012july.pdf

東京から高江の行き方(ゆんたく高江ブログより)

http://helipad-verybad.org/modules/d3blog/details.php?bid=356

★問い合わせ 石原岳 rappado@cosmos.ne.jp

石原岳HP『発酵する世界』http://hakko319.tumblr.com/#50810459606
  

Posted by 高江イイトコ at 20:47Comments(0)

2013年05月14日

第5回 古堅実吉さんによる高江学習会のお知らせ。

明日、5月15日13時頃よりN 4テント前にて。
古堅実吉さんによる高江学習会をひらきます。
明日のテーマは米軍占領下の沖縄と県民のたたかいについて(その4)(復帰への道を開いた60年代の壮大なたたかい)です。
皆さんご参加ください。
古堅実吉 ふるけん さねよし
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8F%A4%E5%A0%85%E5%AE%9F%E5%90%89

  

Posted by 高江イイトコ at 13:23Comments(0)

2013年05月11日

米兵、東村の県道を行進

んー、道に迷ったのかそれとも確信犯か。


米兵、東村の県道を行進 市民に「出て行け」
沖縄タイムス 2013年5月9日

写真後方には見慣れたカフェの看板。座り込みテントからもそんなに離れていない場所です。
記事によると、米兵たちはそのまま藪の中に入っていった(訓練場に戻った)ようなので、野草カレーを食べに来た訳ではなさそうです。というかどう見ても訓練中ですよね。


他の基地と違って、北部訓練場はあまりに広すぎるためゲート付近を除いてフェンスがありません。
訓練場の内と外を区切るハッキリした境目が無いためか、過去にも訓練中の兵士が民間地に出てきたことが何度もあります。


最近も何かあったよなーと思ったら、3月に高江のお隣、安波の「やんばる学びの森」でこんなことが。

「学びの森」に米兵が進入 迷彩服で行軍訓練
琉球新報web版 2013年3月27日

26日午後4時半ごろ、国頭村安波の「やんばる学びの森」内にある散策路などで、迷彩服を着用した米兵十数人が行軍訓練する様子が確認された。
目撃した学びの森の山川安雄運営責任者によると、米兵らは散策路付近の森から施設内に入り、安波ダム方面に立ち去っていった。銃は携行していなかったとみられる。
山川さんは「ここは訓練場ではない。あってはならないことだ」と怒りをあらわにした。



以前には銃を持って行進していたこともありました。

銃を持って県道70号を
県道に銃持つ米兵 東村高江 武装20人が行進

県道は子ども達の通学路でもあります。
いつ何が起こるか不安でなりません。



訓練を訓練場の中で行うというのは最低限守ってほしいことです(本当は戦争の訓練自体止めて欲しいですが…)。
ましてや県道上で外国の軍隊に「get out!」と言われる筋合いは全くありません。


それにしても方向オンチが戦場で彼らの命取りになりませんよう。
彼らが早く戦争なんて止めて無事「home」に帰れますように。
  

Posted by 高江イイトコ at 19:41Comments(0)メディア掲載

2013年05月07日

5月8日水曜ACTIONのお知らせ

5月8日>水曜ACTION

@北部訓練場メインゲート前

AM10:30頃〜

♪それぞれの想いをぶつけようではありませんか♬





  

Posted by 高江イイトコ at 15:21Comments(0)ヘリパッド座り込み

2013年05月07日

第4回 古堅実吉さんによる高江学習会のお知らせ

明日、5月8日13時頃よりN 4テント前にて。
古堅実吉さんによる高江学習会をひらきます。
明日のテーマは米軍占領下の沖縄と県民のたたかいについて(その3)(復帰への道を開いた60年代の壮大なたたかい)です。
皆さんご参加ください。
  

Posted by 高江イイトコ at 10:09Comments(0)

2013年05月06日

2013年5月分辺野古・高江への送迎車

平和市民連絡会では、辺野古・高江への支援行動を行うために、以下のとおり、那覇からの送迎車を出しています。

1.送迎車は、那覇インター前バス停で待機しています。
2.同バス停を8時に出発して、同乗者の希望により辺野古・高江まで行きます。高速内のバス停での途中乗車も可能です。
3.同乗希望者は、長嶺(090-2712-6486)か城間(080-1782-6598)まで事前に連絡して下さい。出発便は、以下の通り。

・5月7日(火)、運転手/吉岡、可能者数3名
・5月8日(水)、運転手/北上田、可能者数3名、高江限定
・5月13日(月)運転手/榮野川、可能者数3名、辺野古限定
・5月14日(火)、運転手/手登根、同乗可能者数3名、
・5月21日(火)、運転手/吉岡、可能者数3名、
・5月22日(水)、運転手/北上田、可能者数3名、高江限定
・5月24日(金)、運転手/屋慶名、可能者数3名
・5月27日(月)、運転手/金城、可能者数3名
・5月28日(火)、運転手/吉岡、可能者数3名
・5月29日(水)、運転手/手登根、可能者数3名
・5月30日(木)、運転手/城間、同乗可能者数5名
・5月31日(金)、運転手/長嶺、同乗可能者数5名

4.高速那覇インター前バス停留所の真向かいに、県営の無料駐車場があります。そこに駐車してこの送迎車の利用も可能です。
5.沖縄平和市民連絡会では、この行動の定期化のため、カンパを募っています。カンパの宛先は、『(口座番号)は01710-5-88511』『(加入者名)は平和市民連絡会』『通信欄に辺野古・高江行きカンパ』と記入してください。


  

Posted by 高江イイトコ at 16:03Comments(0)高江乗り合い車情報

2013年05月02日

完成した高江のヘリパッド





QAB琉球朝日放送によって空撮で撮られたN4ヘリパッド。
高江区に2月に完成した新設されるヘリパッドの内の最初のひとつ。
このN4地区にはもうひとつ作られる予定です。
写真ではわかりづらいですが、以前からすでに運用されていたヘリパッドがひとつあります。
N4では新設する2つのヘリパッドとあわせて3つのヘリパッドを広く使って、
オスプレイの離発着訓練に使用します。
上の写真の左下に見えるのがN4座り込みテントA、真ん中下がテントB。

日本国民や沖縄県民である一般市民が高江でのヘリパッド強行工事についてなにも知らないか、
知っていても、この件についてどう声を上げていくべきか、どう行動したらいいかを思案しているあいだにも工事は進み、新しいヘリパッドはどんどん出来ていくでしょう。
現在、やんばるの貴重な野鳥の営巣期間ということで止まっている工事も、すでに新しい業者も決まっていて、7月から再開されます。
高江で起こっていることを広くみなさんに知ってもらい、声を上げてもらい、小さくてもそれぞれが出来る行動を起こしてもらうことが必要です。

7月はもうすぐです。  

Posted by 高江イイトコ at 16:30Comments(1)