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詳しくは以下をダウンロードして参考にして下さい。

Voice of TAKAE(2018年6月改訂版/) 高江で起こっていることを知るためのガイドパンフレット
Voice of Takae (English ver.)(886KB):Voice of Takae英語版 ( on Jan. 16, 2014)
「やんばるの森にヘリパッドはいらない」(WWFジャパン共同発行)
No Military Helipads in Yanbaru Forest(WWFジャパン共同発行英語版)
高江プラカード印刷用デザイン集(印刷して使ってね)
高江カラーパンフ(日本語)
TAKAE color flyer(English)

2012年09月20日

「高江」を置き去りにしない声

 いったいいつの間に、どこから、どの業者が入れたのか、重機が動いてオスプレイパッドの工事が進んでいます。

 今朝の新聞を読んでいたら、「地方自治体が権限を持って止められるなら、とっくの昔に止めている」と「県幹部」という人が憤って厳しい表情で言ったという発言が出ていました(「米軍の運用最優先/県、不信最高潮に」『琉球新報』2012年9月20日3面)。(こういうときの「県幹部」って又吉知事公室長さんのことでしょうか。)地方自治体に出来ることが、まだ、あるのではないでしょうか、それはオスプレイの訓練を歓迎する着陸帯の工事への反対の表明でしょう。高江の工事は県知事と村長が受け入れているから、という理由で工事が強行されているからです。
 タイムスのほうで「ブルービーチ訓練場を抱える金武町並里区は昨年、夜間飛行の禁止などを求めて、区有地の契約更新を拒否した」ことが紹介されていました。また、辺野古案の推進の声に対して稲嶺名護市長は「辺野古やその周辺にも人が住んでいる。多数を生かすために少数を犠牲にしていいわけがなく、そういった発言はゆるせない」「断固として受け入れることはできない」「そこに住む人たちの声が真っ先に考えられ、大事にされるべき」とコメントしています(『沖縄タイムス』2012年9月20日2面と29面)。高江について、村長と知事がこのように発言してくれていれば、と願わずにはいられません。

 また、県民大会に出席しなかった知事が悪いとコメントしている国会議員さんも、高江の工事を進めていることにも抗議してほしいです。

「高江」を置き去りにしない声
 でも、よくよく新聞を読めば、高江のことを黙殺してはならないと、多くの人たちの声を見つけることができます。

昨日の『琉球新報』の読者と新聞委員会の座談会、最後の「その他要望」に高江という見出しが。
「島袋 ヘリパッド(ヘリコプター着陸帯)建設が進む東村高江の問題は、反対している人々の顔や工事の状況などが分からない。その情報ももっと掲載してほしい。」

県内の2つの新聞は、紙面をやりくりして高江の工事の報道をしてくれていることを、知っています。それでも、まだまだ、世論に大いに訴えて欲しいと、高江の住民に替わって叱咤激励してくれていると、読みました。


「高江」を置き去りにしない声
「基地集中は人権侵害/我如古さん上間さん国連理事会で訴えへ」『琉球新報』2012年9月19日30面。

「琉球弧の先住民族会」AIPRの方々が、ジュネーブの国連人権理事会で高江について報告して下さるとの記事。皆さんのこれまでの国連への取り組みについては、このblogでも紹介して来ました。外務省が事実に沿わない内容の文書を届けたらしいので、どうか高江の声を国連に届けて来て下さい。お願いします。


「高江」を置き去りにしない声
識者評論・前田哲男氏「課題未解決で幕引き」『沖縄タイムス』2102年9月20日3面。

高江座り込みSLAPP訴訟1審で専門家証人として出廷して下さった前田哲男さん、機会を捉えてすかさず「高江」と書いてくれています。
「ハワイ島2カ所での訓練飛行は「乱気流による考古学的資源への影響」を理由に撤回された。では、沖縄県民の命と生活は「遺跡以下」ということになるのだろうか。高江地区住民の安全はそれほど軽いものなのか。ノグチゲラなど吹き飛ばされて構わないというのか」。



「高江」を置き去りにしない声
オスプレイ「安全宣言」識者評論(上)新崎盛暉・沖大名誉教授「反対行動次段階へ」『沖縄タイムス』2012年9月20日28面。
16日の新報につづいて、タイムスでも新崎盛暉さんが「高江」の名前を挙げてくれています。
 「安全宣言」とはよくも言ったものである。これで普天間や、北部訓練場(例えば高江)周辺の安全が担保されるのだろうか。
 それは、市町村議会決議、県議会決議、そして県民大会と、間接民主主義的手段と直接民主主義的手段を総動員して表現してきた沖縄社会のオスプレイ配備反対という意志を、無視し、一顧だにしないという宣言である。要請や陳情は、どのように熱意を込めて行っても、意味を持たないという宣言である。民主主義の否定である。



「高江」を置き去りにしない声
最後に。岩国で市長や議会がオスプレイ「容認」に傾いているとの報道を受けて、沖縄では「じゃぁ岩国でどうぞ」という発言がちらほら。本気でそう考えているのではなくて、沖縄がそこまで追い詰められているという必死さからの発言だと思いたいです。

「県民大会無視か」オスプレイ「安全宣言」宜野湾市民、募る危機感/政府の論理に怒り 岩国市民ら『琉球新報』2012年9月19日31面。

 長年にわたって反対の声を上げ続けなければならない、苦しい時を過ごしてきた辺野古と、知事や県議会や村長が「工事反対」の決議を表明してくれない高江からの声を、岩国の皆さんに届けたいです。
「日米政府は勝手に合意している。県民の声を無視し、岩国や東京でも反対の声があるがそれも無視されている。高江も訓練場に隣接していて危険すぎる。何を考えているんだ」
「岩国では、反対運動をしている市民もいる。そうした運動と連携して絶対にオスプレイを飛ばさない闘いをしないといけない」


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Posted by 高江イイトコ at 13:16│Comments(0)メディア掲載
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