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Voice of Takae (English ver.)(886KB):Voice of Takae英語版 ( on Jan. 16, 2014)
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No Military Helipads in Yanbaru Forest(WWFジャパン共同発行英語版)
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2010年03月22日

本人意見陳述(1)

3月19日、第1回口頭弁論での意見陳述を紹介します。


意見陳述書

 私、安次嶺現達は1月29日仮処分決定が出され、通行妨害という決定がでました。この決定に対して私は納得がいかず、起訴命令申し立てを裁判所に出しました。

 それに対して防衛局は私たち2名を提訴してきました。

 前回の防衛局による、通行妨害禁止仮処分申し立てでは、安次嶺現達他15名がずさんでいい加減な証拠で、債務者として訴えられました。その中には私の小学生の子供まで含まれており、そのずさんな証拠の中にはもちろん子供の写真等といった証拠となるものは一切ありませんでした。実際子供は現場にいなかったので、あるはずがありません。防衛局はすぐに子供を取り下げましたが、その理由は「審尋を早く進めるためで、子供を訴えた事に関して、誤りがあった訳ではない。」と新聞にコメントが載っていました。

 小学生の子供が何をしたのか、親としてきちんと分かる様に説明して欲しいと思います。
私の子供はとても傷つき怯えています。皆様にも子供がいらっしゃると思います。もし、同じ立場に置かれた時あなた方はどう思いますか?私は親として防衛局がやった事を一生忘れる事ができません。そして、許す事もできません。このやり方は間違ったやり方です。私たちが一体何をやったのか、なぜ、裁判所に呼ばれたのか、そもそもなぜ通行妨害なのか全く分かりません。この決定に対し私は裁判所の間違いだと思っています。私たちは何も悪い事はしていません。当たり前の事をやっているだけです。

 この小さな村を取り囲むように、米軍のヘリパッドが新たに6カ所できる予定です。この事に対して、何の説明もなくいきなり工事を進めようとする防衛局に対し、説明を求めているだけです。

 今も米軍のヘリコプターが私たちの生活を脅かし、昼夜問わず民間地上空を低空飛行で、夜は11時過ぎまで飛び、騒音に悩まされています。

 それに対して私は村や防衛局に何度も抗議の電話をしていますが、現時点で何一つ変わっていません。私たち家族はただ、普通の生活をしたいだけなのです。このヤンバルは自然に囲まれとても環境がよく、子供がのびのびとたくましく生きていく、大切な場所です。

 ヘリパッド予定地は私の家から約300メートルしか離れていません。その事に対して反対する事は当たり前です。喜んで作って下さいと言う人はいないと思います。防衛局は私たちが妨害行為をしていると言っていますが、私たち住民を脅かし危険な状況におき、生活を破壊し、妨害をしているのは防衛局であると思います。

 この裁判は国寄りの判決ではなく、中立に立った納得のいく判決が下されなければならないと思います。

 そして、この戦争につながる米軍基地の移設工事をやめ、沖縄、世界の宝であるヤンバルの森を返して下さい。

 未来の子供たちのために。平和のために。

2010年 3月19日 安次嶺 現達

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Posted by 高江イイトコ at 20:11│Comments(0)高江SLAPP裁判
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