今日も高江では座り込みが続いています。引き続き、ご支援ご協力を、よろしくお願いします。
詳しくは以下をダウンロードして参考にして下さい。
●Voice of TAKAE(2018年6月改訂版) 高江で起こっていることを知るためのガイドパンフレット
● Voice of Takae (English ver.)(886KB):Voice of Takae英語版 ( on Jan. 16, 2014)
● 「やんばるの森にヘリパッドはいらない」(WWFジャパン共同発行)
● No Military Helipads in Yanbaru Forest(WWFジャパン共同発行英語版)
● 高江プラカード印刷用デザイン集(印刷して使ってね)
● 高江カラーパンフ(日本語)
● TAKAE color flyer(English)
● Voice of TAKAE(2023年改訂版) 高江で起こっていることを知るためのガイドパンフレット
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● 「やんばるの森にヘリパッドはいらない」(WWFジャパン共同発行)
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2016年08月14日
ジョン・レットマン「遠い沖縄の森を守る闘い」
ハワイを拠点に活躍するフリー・ジャーナリストのジョン・レットマンさんが、高江の状況を記事にして下さいました。
レットマンさん、協力下さった河村公子さん、有り難うございました。
英語圏のお友達に広めるためにもぜひご利用下さい。
そして、高江のことが、どんな風に英語で発信されたのか、知りたい日本語圏の皆さんに向けて、訳文を作ってみました。
ジョン・レットマン「遠い沖縄の森を守る闘い:ヘリパッド建設で緊迫する沖縄北部の遠くの森で、新しい抗議行動が巻き起こっている」『ホノルル・シヴィル・ビート』2016年8月。
(挿入写真キャプション)日本の報道の説明によれば、5対1もの割合で機動隊の数は抗議者を上回った。撮影:河村公子
地元メディアの報道によれば(*3)、抗議行動は、場合によっては、5対1で日本の機動隊のほうがその数を上回っていた。東村高江区は、海岸沿いで行われる抗議行動でよく知られている辺野古(*4)とはまた異なる。そこからさらに約1時間ほど車で北上した場所である。
ソーシャル・メディアに投稿されるヴィデオやライヴ・ストリーミング(*5)は、抗議者たちが現場入口をブロックする座り込みから強制的に排除される激情的な衝突(*6)を捉えた。直径147フィート[約45メートル]の新しいヘリパッド4基が秋までに完成する予定の場所である。工事は、米が管理するやんばるの森7800ヘクタールのうち4000ヘクタールを返還するという、1996年の日米合意の一部分として行われている。
沖縄防衛局は、この6月の高江でのオスプレイ訓練飛行は400回近く行われ、これは2014年と比べると8倍の増加であると報告した(*9)。高江住民の石原理絵は、夜10時30分以後に飛ぶこともあり、すでに1世帯は別の村に避難していると語った。
(挿入写真キャプション)やんばるの森の奥深くで、米軍の戦闘訓練に使われるヘリパッドの工事現場を囲むゲートとフェンスの外側に、何百人という機動隊と抗議者が対峙する。撮影:河村公子
これまでの抗議行動は、激情的には行われて来なかったが、概ね暴力とは無縁であった。だが現在は、対峙させられている抗議者たちの言葉を借りれば、強引なやり方で、森を分断する新しい道を作りブルドーザを使ってヘリパッド建設のための整地をしようとしているという。
やんばるの40%近くが米軍の北部訓練場(*10)に占有されており、「適者生存」(survival of the fittest)ジャングル戦闘訓練センター(*11)を擁している。これはそもそもヴェトナム戦争に向かう米兵の訓練を目的に設置されたものだ。3万7千エーカーの起伏に富む地面と植生に深く覆われた北部訓練場と、近接する中部訓練場(*12)は、米軍の重要施設であると考えられている。
この紛糾の核心には、森がある。闘うことも逃げることも出来ない存在だ。
現在、日本には20箇所のUNESCO世界遺産があり、そのうち4箇所が自然遺産である。やんばるの森(*13)は、もしもこのように軍事化されていなければ、世界遺産に選ばれていてもおかしくない場所だ。そう語るのは、75歳の沖縄の自然誌学者、伊波義安、その人生の大半をやんばるの探索に尽くしてきた人物である。
(写真キャプション)沖縄の自然誌学者、伊波義安。背景は新しい米軍ヘリパッドが建設されようとしている場所を示す手書きの地図。撮影:ジョン・レットマン。
伊波は、化学を教えていた退職教員で、昨年、筆者に森を案内してくれた人物である。彼の説明によれば、やんばるの二重の天蓋のような森が、極めて価値の高い生物多様性を保存しており、植物や動物、昆虫も、日本の他の場所の50倍と言われる種を擁しているという。しばしば「東洋のガラパゴス」と言われるほどであり、伊波はやんばるを「世界にとっての宝」と呼んでいる。
森を走る二つの主要な河川の合間には数十箇所の沢や清水の湧く泉が点在し、沖縄島の生活用水の約60%を供給しつつ、流域の野生生物を保養している。固有種の鳥類、オオコウモリ、魚や蟹が、森とマングローブの湖沼に暮らし、沖縄の豊かな海の環境に養分を与えている。
やんばるの森の優占種を構成するイタジイ(ブナの一種)は、起伏ある丘や山を覆い、さながらブロッコリーの海を成している。その裾には30フィートになるヘゴの木、すばらしいキノコ類や月桃など、1900種もの沖縄固有の植物が育っている。深いジャングルを住処にしているのは、野生のイノシシ、ハゼなどの川魚、トンボ、イモリ、カタツムリ、ヤマガメ、コオロギ、評判の悪い沖縄のハブというヘビたち、39種のカエルのうちの10種はここにしかいない種だ。
沖縄の人びとにとって、やんばるの森は守られ大切にされるべき野生生物の場所として敬愛されているのである。自然を守るこの闘いは、幾つもの点で、ハワイのマクア渓谷、カホオラヴェ、ポハクロアを軍事化から守る反対運動を想起させる。
多くの沖縄の人びとにとって、ヘリパッドは、島に点在する30を超える米軍基地と同様に、東京とワシントンという二つの外国権力による決定であり、ここの人びとの意思を反映していない。
やんばるの場合、コケエにあるカウアイの自然森林に匹敵する。両者には驚くほどの共通点があるが、沖縄島は、カウアイ島よりも20%ほど小さく、その島の20%近くが米軍に占領されているのだ。
(写真キャプション)オキナワ・レイル(ヤンバルクイナ)は、象徴的存在だが絶滅が危惧されており、自然保護に関わる人びとが開発から守りたいと考えている鳥である。撮影:ジョン・レットマン
米国当局としては、この論争に言及するのを避けており、騒ぎは沖縄と東京の間の国内問題だ、との主張だ。8月3日の公開フォーラムで沖縄の紛糾について問われた際、ハワイ選出のトゥルシー・ガバード下院議員は、沖縄と日本の政府間の紛糾は続くだろうと言い、「もちろん、米国政府は介入するつもりはない」と付け加えた。
在日米軍にコメントを求めたが回答はない。
7月27日、東京の日本再建イニシアティブ(RJIF)でのスピーチで(*)、米太平洋軍司令官ハリー・ハリスは「私の意見では、日米同盟はかつてなく強く、グローバルな水準のリーダーシップを求める世界において、我々の同盟への要求もかつてなく強まっている」と語った。
彼は続けて、同盟は岐路に立たされており、取り得る選択肢は、引き返すのか、現状維持か、「ルールに基づく秩序を構築するため考えの似ているパートナーたちと共同する」道を模索するかだと語った。
ハリスはさらに、「海洋の自由が重要だ。空、そして領域の自由が問題なのだ」と続けた。
だが、やんばるの森の抗議者たちにとって、自由の問題とは概ね理論上のことであるし、民主主義や人権、環境への配慮の意味も、この最も最近の騒動を通して見ればぼやけてよく判らない。長期に及ぶ軍事同盟と二国間の安全保障協力の諸目的は、市民を助けることは保障しない。沖縄のさまざまな抗議が、それを鋭く思い起こさせるものになっている。
沖縄の場合、日米同盟は表では相互尊重と目的共有の顔をしているが、多くの沖縄の人びとにとって、現実(*15)はいっそう複雑であり、海、空、そして森の平和とはほど遠く、人びとは、それらを守るために、闘い続けているのである。
客員寄稿者
ジョン・レットマンは、カウアイ在住のフリージャーナリスト。アジア・太平洋地域の政治、民衆、環境について執筆している。
http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/54520
レットマンさん、協力下さった河村公子さん、有り難うございました。
英語圏のお友達に広めるためにもぜひご利用下さい。
http://www.civilbeat.org/2016/08/fighting-to-save-a-remote-okinawan-forest/
*写真はキャプションのみ訳してあるので、原文のほうで確認して下さい。
*原文中のリンクには訳文にもリンクを貼ると同時に注番号を追加して、末尾にリストしました。
*目取真俊さん、山城博治さんの言葉は、英文記事からの翻訳ではなく、聞き取りをした際の日本語のほうを採用しています。
ジョン・レットマン「遠い沖縄の森を守る闘い:ヘリパッド建設で緊迫する沖縄北部の遠くの森で、新しい抗議行動が巻き起こっている」『ホノルル・シヴィル・ビート』2016年8月。
(原文)Jon Letman "Fighting To Save A Remote Okinawan Forest: As helipad construction stokes tensions, a new wave of demonstrations flares up in Okinawa’s remote northern forests," Honolulu Civil Beat August 12, 2016.
米国海兵隊がジャングルでの航空戦訓練に使用するヘリパッド建設が再開されるとの発言が広まった先月、建設を阻止するため、夜の闇のなか、県道70号線沿いの曲がりくねった狭い山道に数百名の抗議者たちが結集した(*1)。ヘリパッドは遠いやんばるの森の平和と安全を脅かす脅威である、そう考える抗議者たちに対して、夜明け前から500名もの機動隊が排除を開始した。
http://www.civilbeat.org/2016/08/fighting-to-save-a-remote-okinawan-forest/
米国海兵隊がジャングルでの航空戦訓練に使用するヘリパッド建設が再開されるとの発言が広まった先月、建設を阻止するため、夜の闇のなか、県道70号線沿いの曲がりくねった狭い山道に数百名の抗議者たちが結集した(*1)。ヘリパッドは遠いやんばるの森の平和と安全を脅かす脅威である、そう考える抗議者たちに対して、夜明け前から500名もの機動隊が排除を開始した。
米軍基地に反対する抗議は沖縄では一般的に行われている(6月には6万5千名と言われる参加者が結集(*2)し、米軍基地の閉鎖を訴えた)、だが、抗議者たちは、この状況は違うと言っている。
沖縄の作家、目取真俊は、この最も最近の抗議について次のように表現している。 「まずは今回の警察が暴力的だということですね。力ずくで地元の住民の意思を無視して強行されている状況です」。
数年前から状況は一変した。 「この場所は実際には戒厳令と一緒ですよ。憲法という法律のある国では、ここまでは本来できないはずなんですよ」と、目取真は言う。
(挿入写真キャプション)日本の報道の説明によれば、5対1もの割合で機動隊の数は抗議者を上回った。撮影:河村公子
地元メディアの報道によれば(*3)、抗議行動は、場合によっては、5対1で日本の機動隊のほうがその数を上回っていた。東村高江区は、海岸沿いで行われる抗議行動でよく知られている辺野古(*4)とはまた異なる。そこからさらに約1時間ほど車で北上した場所である。
ソーシャル・メディアに投稿されるヴィデオやライヴ・ストリーミング(*5)は、抗議者たちが現場入口をブロックする座り込みから強制的に排除される激情的な衝突(*6)を捉えた。直径147フィート[約45メートル]の新しいヘリパッド4基が秋までに完成する予定の場所である。工事は、米が管理するやんばるの森7800ヘクタールのうち4000ヘクタールを返還するという、1996年の日米合意の一部分として行われている。
ヘリパッド(*7)(現存する22基の着陸帯と2015年に完成した2基に追加されることになる)は、米軍のプレゼンスの拡大と見なされ激しい反対に遭っている。また、ティルト・ローター式ハイブリッド航空機で、その騒音と安全性に関する記録(*8)のために沖縄ではほぼ一致して悪評の高いMV22オスプレイが使用することになる。同じ機種は2015年5月、ワイマナロで墜落し、2名の海兵隊員が死亡したほか、20名の負傷者を出している。
沖縄防衛局は、この6月の高江でのオスプレイ訓練飛行は400回近く行われ、これは2014年と比べると8倍の増加であると報告した(*9)。高江住民の石原理絵は、夜10時30分以後に飛ぶこともあり、すでに1世帯は別の村に避難していると語った。
(挿入写真キャプション)やんばるの森の奥深くで、米軍の戦闘訓練に使われるヘリパッドの工事現場を囲むゲートとフェンスの外側に、何百人という機動隊と抗議者が対峙する。撮影:河村公子
これまでの抗議行動は、激情的には行われて来なかったが、概ね暴力とは無縁であった。だが現在は、対峙させられている抗議者たちの言葉を借りれば、強引なやり方で、森を分断する新しい道を作りブルドーザを使ってヘリパッド建設のための整地をしようとしているという。
やんばるの40%近くが米軍の北部訓練場(*10)に占有されており、「適者生存」(survival of the fittest)ジャングル戦闘訓練センター(*11)を擁している。これはそもそもヴェトナム戦争に向かう米兵の訓練を目的に設置されたものだ。3万7千エーカーの起伏に富む地面と植生に深く覆われた北部訓練場と、近接する中部訓練場(*12)は、米軍の重要施設であると考えられている。
沖縄平和運動センター議長の山城博治は、次のように問いかける。「一体アメリカという国はここを何だと思っているんでしょうか。私たちは植民地のように扱われている。米国軍部トップはここを最適な訓練場として使うんだという声明をしているんですよね。そういうことを平気で日本側に要求しているんですよね。それを受けて日本側は住民を蹴散らす」。
この紛糾の核心には、森がある。闘うことも逃げることも出来ない存在だ。
現在、日本には20箇所のUNESCO世界遺産があり、そのうち4箇所が自然遺産である。やんばるの森(*13)は、もしもこのように軍事化されていなければ、世界遺産に選ばれていてもおかしくない場所だ。そう語るのは、75歳の沖縄の自然誌学者、伊波義安、その人生の大半をやんばるの探索に尽くしてきた人物である。
(写真キャプション)沖縄の自然誌学者、伊波義安。背景は新しい米軍ヘリパッドが建設されようとしている場所を示す手書きの地図。撮影:ジョン・レットマン。
伊波は、化学を教えていた退職教員で、昨年、筆者に森を案内してくれた人物である。彼の説明によれば、やんばるの二重の天蓋のような森が、極めて価値の高い生物多様性を保存しており、植物や動物、昆虫も、日本の他の場所の50倍と言われる種を擁しているという。しばしば「東洋のガラパゴス」と言われるほどであり、伊波はやんばるを「世界にとっての宝」と呼んでいる。
森を走る二つの主要な河川の合間には数十箇所の沢や清水の湧く泉が点在し、沖縄島の生活用水の約60%を供給しつつ、流域の野生生物を保養している。固有種の鳥類、オオコウモリ、魚や蟹が、森とマングローブの湖沼に暮らし、沖縄の豊かな海の環境に養分を与えている。
やんばるの森の優占種を構成するイタジイ(ブナの一種)は、起伏ある丘や山を覆い、さながらブロッコリーの海を成している。その裾には30フィートになるヘゴの木、すばらしいキノコ類や月桃など、1900種もの沖縄固有の植物が育っている。深いジャングルを住処にしているのは、野生のイノシシ、ハゼなどの川魚、トンボ、イモリ、カタツムリ、ヤマガメ、コオロギ、評判の悪い沖縄のハブというヘビたち、39種のカエルのうちの10種はここにしかいない種だ。
沖縄の人びとにとって、やんばるの森は守られ大切にされるべき野生生物の場所として敬愛されているのである。自然を守るこの闘いは、幾つもの点で、ハワイのマクア渓谷、カホオラヴェ、ポハクロアを軍事化から守る反対運動を想起させる。
多くの沖縄の人びとにとって、ヘリパッドは、島に点在する30を超える米軍基地と同様に、東京とワシントンという二つの外国権力による決定であり、ここの人びとの意思を反映していない。
やんばるの場合、コケエにあるカウアイの自然森林に匹敵する。両者には驚くほどの共通点があるが、沖縄島は、カウアイ島よりも20%ほど小さく、その島の20%近くが米軍に占領されているのだ。
(写真キャプション)オキナワ・レイル(ヤンバルクイナ)は、象徴的存在だが絶滅が危惧されており、自然保護に関わる人びとが開発から守りたいと考えている鳥である。撮影:ジョン・レットマン
米国当局としては、この論争に言及するのを避けており、騒ぎは沖縄と東京の間の国内問題だ、との主張だ。8月3日の公開フォーラムで沖縄の紛糾について問われた際、ハワイ選出のトゥルシー・ガバード下院議員は、沖縄と日本の政府間の紛糾は続くだろうと言い、「もちろん、米国政府は介入するつもりはない」と付け加えた。
在日米軍にコメントを求めたが回答はない。
7月27日、東京の日本再建イニシアティブ(RJIF)でのスピーチで(*)、米太平洋軍司令官ハリー・ハリスは「私の意見では、日米同盟はかつてなく強く、グローバルな水準のリーダーシップを求める世界において、我々の同盟への要求もかつてなく強まっている」と語った。
彼は続けて、同盟は岐路に立たされており、取り得る選択肢は、引き返すのか、現状維持か、「ルールに基づく秩序を構築するため考えの似ているパートナーたちと共同する」道を模索するかだと語った。
ハリスはさらに、「海洋の自由が重要だ。空、そして領域の自由が問題なのだ」と続けた。
だが、やんばるの森の抗議者たちにとって、自由の問題とは概ね理論上のことであるし、民主主義や人権、環境への配慮の意味も、この最も最近の騒動を通して見ればぼやけてよく判らない。長期に及ぶ軍事同盟と二国間の安全保障協力の諸目的は、市民を助けることは保障しない。沖縄のさまざまな抗議が、それを鋭く思い起こさせるものになっている。
沖縄の場合、日米同盟は表では相互尊重と目的共有の顔をしているが、多くの沖縄の人びとにとって、現実(*15)はいっそう複雑であり、海、空、そして森の平和とはほど遠く、人びとは、それらを守るために、闘い続けているのである。
客員寄稿者
ジョン・レットマンは、カウアイ在住のフリージャーナリスト。アジア・太平洋地域の政治、民衆、環境について執筆している。
【リンク一覧】
(*1)仁尾淳史「7/22 高江ヘリパッド強行工事」2016年7月22日(YouTube映像)。
(*2)Violet Law, "Tens of thousands of Japanese protesters oppose U.S. troops in Okinawa,” Los Angeles Times, June 19, 2016.
(*3) Ayako Mie, "Okinawa protests erupt as U.S. helipad construction resumes," Japan Times, July 22, 2016.
(*4) "Plans for new US base in Okinawa causes anger," Al Jazeera America News (YouTube video).
(*5) lovin_nana (808) ペるしゃむ(なな)「ライブ履歴 (810) >録画ライブ 東村高江は雨ふってきた #291185351」。
(*6)frogfrog 「機動隊が抗議住民を高江でひき逃げ、山城博治議長が抗議/ Protest after a Hit and Run by Riot Police, Takae 」 (YouTube 映像)。
(*7)ゆんたく高江作成"US Marine Corps Northern Training Area and Takae, Okinawa".
https://drive.google.com/file/d/0B6UtktnSO93EWGxvVktUaFRFRW8/view
(*8)Ethan Rosenkranz, "Recent Watchdog Reports Call into Question V-22 Safety,” Project on Government Oversight, January 8, 2014.
(*9)「夜7時~朝7時の米軍機騒音、6月は383回も 沖縄・東村」『沖縄タイムスプラス』2016年7月20日 10:09(会員限定サイト)。(*8)Ethan Rosenkranz, "Recent Watchdog Reports Call into Question V-22 Safety,” Project on Government Oversight, January 8, 2014.
http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/54520
(*10)ゆんたく高江作成"US Marine Corps Northern Training Area and Takae, Okinawa".
(*11)Jungle Warfare Training Center - Survival of the Fittest, CAMP GONSALVES, OKINAWA, JAPAN, 01.22.2015, Video by Cpl. Scott Smolinski, III Marine Expeditionary Force Combat Camera.
https://www.dvidshub.net/video/391048/jungle-warfare-training-center-survival-fittest#.VaRJdrVIl4I
(*12)MCIPAC(米太平洋駐留軍)サイト「中部訓練場」の検索結果画面。
(*13)No Helipad Takae Resident Society, "Voice of Takae" (English version).(*12)MCIPAC(米太平洋駐留軍)サイト「中部訓練場」の検索結果画面。
(*14)ADM Harry Harris, Commander, U.S. Pacific Command, Speech at the Rebuild Japan Initiative Foundation, Japan - U.S. Military Statesmen Forum (Tokyo, Japan), July 27, 2016.
http://www.pacom.mil/Media/Speeches-Testimony/Article/873237/rebuild-japan-initiative-foundation/
http://www.pacom.mil/Media/Speeches-Testimony/Article/873237/rebuild-japan-initiative-foundation/
(*15)QAB琉球朝日放送報道制作部「高江で強制排除始まる」2016年7月22日。
Posted by 高江イイトコ at 23:18
│メディア掲載│Speak to the world