今日も高江では座り込みが続いています。引き続き、ご支援ご協力を、よろしくお願いします。
詳しくは以下をダウンロードして参考にして下さい。

Voice of TAKAE(2018年6月改訂版/) 高江で起こっていることを知るためのガイドパンフレット
Voice of Takae (English ver.)(886KB):Voice of Takae英語版 ( on Jan. 16, 2014)
「やんばるの森にヘリパッドはいらない」(WWFジャパン共同発行)
No Military Helipads in Yanbaru Forest(WWFジャパン共同発行英語版)
高江プラカード印刷用デザイン集(印刷して使ってね)
高江カラーパンフ(日本語)
TAKAE color flyer(English)

2016年07月31日

ダウンロードできる高江の写真入りフライヤー

高江のことを知らせるアイテムのひとつ。
高江の自然や動植物の写真入りの日本語と英語の4ページのパンフレットがダウンロードできます。
親しい人に伝える時やイベントの際にどうぞプリントアウトしてください。ブログのトップ↑にもありますよ。

高江カラーパンフ(日本語)
ダウンロードできる高江の写真入りフライヤー

TAKAE color flyer(English)
ダウンロードできる高江の写真入りフライヤー







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【日本語版テキスト】

 高江がある沖縄北部の森林地帯は「やんばる」とよばれています。ここでは貴重な動植物が豊かな生態系を育んでおり、世界的にも希少な亜熱帯林の自然環境が残っています。
高江は美しい森に囲まれており、人口は約150人で、住民は寄り添いながら、鳥の声や虫たち、小川のせせらぎ、木々をわたる風の音に囲まれて、暮らしを楽しみ子育てをしています。
 一方、この森は軍事目的に使われてきました。7800ヘクタールもの広大な北部訓練場(米海兵隊ジャングル戦闘訓練センター)が、50年以上も居座り続けているのです。ヘリコプターとオスプレイによる低空飛行訓練とジャングル戦闘訓練が日常的に行われています。住宅や学校上空も低空飛行しており、騒音や墜落事故の危険と隣り合わせの日常を強いられています。また、北部訓練場には5つのダムが点在しており、沖縄本島生活用水の6割の水を供給しています。県民の水源地に軍事基地があるという異常な状態が恒常化しています。
 2006年、新たに6基のヘリパッド建設が高江を取り囲むように計画されていることが報道から判明しました。私たちは、日本政府、沖縄防衛局に対して建設計画の説明と話し合いを求めました。しかし、2007年、防衛局は充分な説明もないまま、強行に建設工事を始めたのです。私たちは工事開始の前日から「座り込み」という方法で抗議、監視、阻止行動を続けています。

 北部訓練場は沖縄県国頭村と東村の山間部にまたがって位置しています。この一帯は亜熱帯の自然林と渓流がよい状態で残され、多様な生物種の生育地、生息地となっています。ここでは4000種を超える極めて多くの野生生物が記録されました。やんばるの固有種は植物が12種、動物が11種記録されています。レッドデーターブック記載種も、沖縄県版で188種、環境省版で177種と大変多いのです。北部訓練場およびその周辺のやんばるの森は、多くの固有種、固有亜種、絶滅のおそれのある種を含む生物多様性に富んだ重要な自然環境です。

現在、奄美・琉球をユネスコの世界自然遺産に登録する動きがすすんでおり、やんばるの森も範囲の一つとなっています。国立公園に指定後、世界自然遺産登録という計画です。
しかし、広大な北部訓練場はその指定範囲に入っていません。軍事基地と隣接した形で、国立公園・世界自然遺産登録の策定がありえるのか大変疑問です。

1996年「県民の負担軽減・基地の整理縮小」をかかげて「沖縄に関する特別行動委員会(SACO)」が設置され、日米両政府が合意し「SACO合意」が発表されました。このSACO合意で北部訓練場の北半分(約4000ヘクタール)は返還されることになりました。しかし、交換条件として、ヘリパッド建設や上陸訓練のための提供水域が決められていました。いつの間にかSACOの目的が負担軽減ではなく、基地の機能強化にすり替わっていたのです。

建設予定のヘリパッドは直径75メートルで「オスプレイ」の使用規格と同一であり、この新基地建設がやんばるの自然環境と高江住民の生活に深刻な影響を及ぼしていくことは必至です。

 沖縄防衛局は、平和的な抗議を行ってきた私たちと支援者に対してスラップ訴訟(訴訟を悪用して批判や住民運動を妨害するために行われる恫喝的な裁判)を起こしました。これは、生物多様性条約の精神、すなわち「生物多様性保護にあたっては地域コミュニティの重要性を認識せよ」の考えに反するものです。高江のヘリパッド建設は、沖縄の人々に対する「収奪の歴史」の繰り返しであり、生物多様性と地域共同体を損なうことは明白です。

ヘリパッド建設は第10回締約国会議(CBD/COP10)で決議された「愛知目標20」の半数以上に背くものです。なかでも、「2020年までに既地の絶滅危惧種の絶滅が防止され、最も減少している種に対する保全状況の改善が達成、維持される(目標12)」、「2020年までに先住民と地域社会の伝統的知識、工夫、慣行(生物多様性の保全と利用に関連するもの)及び生物資源の慣習的な利用慣行が、国内法制度及び国際的義務によって尊重され社会的に反映される(目標18)」の達成の阻害要因となっています。

このヘリパッド建設が完成してしまったら、自然環境だけでなく、私たちの暮らしや生活を破壊するものとなるでしょう。次の世代に残したいのは負の遺産ではなく、この豊かなやんばるの自然と平和な日々であってほしいと願っています。

私たちは世界中からの連帯を求め、応援・参加を呼び掛けています。


「ヘリパッドいらない」住民の会




高江においでよ!
私たちと一緒に座り込みに参加してください!


「ヘリパッドいらない」住民の会
Eメール:info@nohelipadtakae.org
住所:〒905-1201 沖縄県国頭郡東村字高江上新川85-2
TEL&FAX:0980-51-2688 携帯:090-9789-6396
ブログ:「やんばる東村高江の現状」http://takae.ti-da.net/
カンパ払込口座:郵便局01780-1-65612
        払込先名義 ブロッコリーの森を守る会
        ※払込先名義は会の旧称です。



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