今日も高江では座り込みが続いています。引き続き、ご支援ご協力を、よろしくお願いします。
詳しくは以下をダウンロードして参考にして下さい。
●Voice of TAKAE(2018年6月改訂版) 高江で起こっていることを知るためのガイドパンフレット
● Voice of Takae (English ver.)(886KB):Voice of Takae英語版 ( on Jan. 16, 2014)
● 「やんばるの森にヘリパッドはいらない」(WWFジャパン共同発行)
● No Military Helipads in Yanbaru Forest(WWFジャパン共同発行英語版)
● 高江プラカード印刷用デザイン集(印刷して使ってね)
● 高江カラーパンフ(日本語)
● TAKAE color flyer(English)
● Voice of TAKAE(2023年改訂版) 高江で起こっていることを知るためのガイドパンフレット
詳しくは以下をダウンロードして参考にして下さい。
●Voice of TAKAE(2018年6月改訂版) 高江で起こっていることを知るためのガイドパンフレット
● Voice of Takae (English ver.)(886KB):Voice of Takae英語版 ( on Jan. 16, 2014)
● 「やんばるの森にヘリパッドはいらない」(WWFジャパン共同発行)
● No Military Helipads in Yanbaru Forest(WWFジャパン共同発行英語版)
● 高江プラカード印刷用デザイン集(印刷して使ってね)
● 高江カラーパンフ(日本語)
● TAKAE color flyer(English)
● Voice of TAKAE(2023年改訂版) 高江で起こっていることを知るためのガイドパンフレット
2014年10月06日
COP12の高江資料パンフ全文掲載
COP12で配布する高江からのメッセージの全文です。
資料は英文ですが、日本語の内容も載せましたので、どうぞお読みくださいませ。
↓クリックすると大きくなります。
☆私たちは、美しい森に住んでいます☆
ーやんばるの森にヘリパッドはいらないー
高江を含む沖縄北部の森林地帯は「やんばる」とよばれ、世界的にも貴重な動植物の豊かな生態系を育む素晴らしい場所です。高江は美しい森に囲まれた人口150名ほどの小さな集落です。老人と子どもの多い小さな集落です。私たちは、鳥の鳴き声や虫の鳴く声、川のせせらぎや森の中を抜ける風の音を聴きながら子どもを育て、暮らしています。
しかし、同時に、その森には、60年前から在沖縄米国海兵隊の北部訓練場という総面積約78.33km²の広大な米軍施設があります。米軍のヘリコプターの演習があり、住宅や学校の上を低空飛行していて、騒音、または墜落の危険に日常的に悩まされています。
2006年に、私たちは、高江の集落を囲むようにさらに4ヶ所に6個のヘリコプター離着陸帯(ヘリパッド)を作るという日本政府の計画を新聞報道で知ります。
国の防衛機関、沖縄防衛局に説明を求めましたが、私たちに満足の行く説明はなく、2007年に工事はスタートしました。
国が丁寧な説明や話し合いもせずに、はじめたヘリパッド建設工事に対して、少人数で座り込みという方法で、抗議、監視、阻止する抵抗行動を続けています。
国頭山地分水嶺の東側には北部訓練場が位置し、その地域一帯にはイタジイ、オキナワウラジロガシなどが優占する自然林や渓流がよい状態で残され、多様な生物種の生育地、生息地となっています。ここでは4,000種を超える極めて多くの野生生物が記録されました。やんばるの固有種(固有亜種を含む)は、植物が12種、動物が11種記録されています。レッドデータブック記載種も、沖縄県版188種、環境省版177種とたいへん多いのです。北部訓練場およびその周辺のやんばるの森は、多くの固有種、固有亜種、絶滅のおそれのある種を含む生物多様性に富んだ重要な自然環境です。
沖縄県は、琉球列島の世界自然遺産登録にむけて、やんばるの森を最重要地域の1つとして掲げ、環境省もやんばるの森の国立公園指定を表明しています。しかし現在、この森の30パーセントは米軍の訓練場であり、そこには既に22の米軍ヘリパッドが存在します。新たなるヘリパッド建設が、高江の集落とやんばるの森に多大な危険と負の影響を与えるのは明白です。
それゆえ高江住民はもちろん、国際自然保護連合(IUCN)を含む国内外の環境保護団体や専門家が幾度も建設計画の見直しを求めてきました。しかし沖縄防衛局はその要求を無視し、2010年12月、木々を伐採し、土嚢を投げ込み、建設工事を強行再開しました。
基地建設が引き起こしているのは、生物多様性の破壊だけではありません。生物多様性を守り、持続可能な生活を行っている私たちの暮らしや権利をあきらかに侵害しています。沖縄防衛局は、地域住民らの対話要請を無視し、合意形成を諮らず、住民を威圧しながら工事を強行に進めています。
また、私たち市民は非暴力的阻止行動を行っているにも関わらず、両事業者はスラップ(SLAPP)訴訟と称される、市民への威圧を目的とした裁判を起こしています。これらは地域社会を重要視するCBDの精神に反する行為です。加えて沖縄は、生物多様性のための国際先住民族フォーラム(IIFB)が認める先住民族の地であり、先住民族の“奪われる歴史”をここで繰り返すことは、CBDを軽視することに他ならないのです。
さらに、この事業は、愛知ターゲットの20目標のうち、半分以上を無視したものです。特に、愛知ターゲットの戦略目標C目標12「2020年までに、既知の絶滅危惧種の絶滅及び減少が防止され、また特に減少している種に対する保全状況の維持や改善が達成される」こと、および戦略目標E目標18「2020年までに、生物多様性とその慣習的な持続可能な利用に関連して、先住民族と地域社会の伝統的知識、工夫、慣行が、国内法と関連する国際的義務に従って尊重され、生物多様性条約とその作業計画及び横断的事項の実施において、先住民と地域社会の完全かつ効果的な参加のもとに、あらゆるレベルで、完全に認識され、主流化される」ことの実現を阻むものです。
ヘリパッド建設によって私たちの暮らしは脅かされています。しかし私たちの7年間にわたる抗議行動は、6つ予定されているヘリパッドのうち、まだ2つしか造らせていません。また、運動の中から今年、村議員を輩出することもできました。ヘリパッドが全て完成して、米軍の運用がはじまれば、環境の破壊のみならず、私たちの暮らしも破壊されるでしょう。
世界中のみなさん、私たちにあなたがたの力を貸してください。
「ヘリパッドいらない」住民の会
ーーーーー英文 Englishーーーーー
☆No military helipads in our beautiful forests!☆
We live in Takae - a community located in the middle of the beautiful Yanbaru forests in northern Okinawa Island. With approximately 150 residents living together, we enjoy our lives and raise our children among singing birds and insects, murmuring streams, and the sounds of the breeze in the leaves of the trees.
At the same time, this forests have been used for military purposes. The Northern Training Area (Jungle Warfare Training Center of the the U.S. Marines) has occupied 78.33km2 land here for over 50 years. Military training with low-level helicopter flights has been regularly conducted. Therefore we have been facing noise pollution and the ever-present danger of helicopter crashes.
In 2006, we discovered the news that 6 new-helipads were planned in the very vicinity of Takae.
We demanded an explanation of the construction plan from the Japanese government’s Okinawa Defense Bureau. Without giving us a satisfactory reason why the helipads were to be built, the Bureau forcibly started the construction process.
We, the residents, thus started direct action against the construction by staging a sit-in with a small number of people.
The Northern Training Area is located on the Northeast mountainside of Higashi and Kunigami villages, Okinawa. Subtropical natural forest and mountain streams remain, and the area provides a habitat for over 4,000 species of wildlife. 11 animals and 12 plants are found only in the Yanbaru area. A large number of Threatened Species are listed in the Red List, 188 species in the Okinawan Red List, and 177 in the Red List of the Environment Ministry. The Jungle Warfare Training Center and the Yanbaru Forest around the center have an important natural environment and biodiversity - including numerous endemic, endemic subspecific, and threatened species.
In its efforts to have Ryukyu Islands registered as a UNESCO World Natural Heritage Site, the Okinawa prefectural government promotes the Yanbaru forest as one of the island’s most important areas. The Japanese government also announced its intentions to designate the forest as a national park just before the opening of COP10.
Today, however, 30% of the forest is used as a U.S. military training area, and there already exist 22 U.S. military helipads in the area. The construction of the new helipads will certainly create considerable danger and further impact the Yanbaru forest and Takae’s community.
It should be emphasized that the base construction is not only destroying biodiversity; they are also violating the life and the rights of us who are in fact stewards of biodiversity and practitioners of sustainable living. The Japanese government’s Okinawa Defense Bureau is proceeding with projects in a manner coercive to the local people and their supporters who oppose the projects, while ignoring their calls for dialogue and evading consensus-building.
The Okinawa Defense Bureau has also filed SLAPP lawsuits (Strategic Lawsuit Against Public Participation) against us and our supporters who have been carrying out peaceful protests. In our view, these lawsuits disregard the spirit of the CBD, which recognizes the importance of local communities in conserving biodiversity. Moreover, as recognized by the International Indigenous Forum on Biodiversity, Okinawa is a land of indigenous people: the helipad construction in Takae is a repeat of the “history of deprivation” for Okinawan people and it clearly undermines the CBD.
It should also be stressed that these two projects defy more than half of the 20 Aichi Targets. Especially, they are impediments to achieving Strategic goal C Target 12: “By 2020 the extinction of known threatened species has been prevented and their conservation status, particularly of those most in decline, has been improved and sustained” and Strategic goal E Target 18: “By 2020, the traditional knowledge, innovations and practices of indigenous and local communities relevant for the conservation and sustainable use of biodiversity, and their customary use of biological resources, are respected, subject to national legislation and relevant international obligations, and fully integrated and reflected in the implementation of the Convention with the full and effective participation of indigenous and local communities, at all relevant levels”.
Our lives are threatened by the construction of these helipads. However, our longstanding protest actions have been delaying the construction and allowed the Bureau to build only 2 helipads. Furthermore, we have brought a representative of the village authority from the movement this year. If construction is completed, it will destroy not only the natural environment, but also our living directly.
We need help from all over the world.
Please support our movement.
No Helipad Takae Resident Society
資料は英文ですが、日本語の内容も載せましたので、どうぞお読みくださいませ。
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☆私たちは、美しい森に住んでいます☆
ーやんばるの森にヘリパッドはいらないー
高江を含む沖縄北部の森林地帯は「やんばる」とよばれ、世界的にも貴重な動植物の豊かな生態系を育む素晴らしい場所です。高江は美しい森に囲まれた人口150名ほどの小さな集落です。老人と子どもの多い小さな集落です。私たちは、鳥の鳴き声や虫の鳴く声、川のせせらぎや森の中を抜ける風の音を聴きながら子どもを育て、暮らしています。
しかし、同時に、その森には、60年前から在沖縄米国海兵隊の北部訓練場という総面積約78.33km²の広大な米軍施設があります。米軍のヘリコプターの演習があり、住宅や学校の上を低空飛行していて、騒音、または墜落の危険に日常的に悩まされています。
2006年に、私たちは、高江の集落を囲むようにさらに4ヶ所に6個のヘリコプター離着陸帯(ヘリパッド)を作るという日本政府の計画を新聞報道で知ります。
国の防衛機関、沖縄防衛局に説明を求めましたが、私たちに満足の行く説明はなく、2007年に工事はスタートしました。
国が丁寧な説明や話し合いもせずに、はじめたヘリパッド建設工事に対して、少人数で座り込みという方法で、抗議、監視、阻止する抵抗行動を続けています。
国頭山地分水嶺の東側には北部訓練場が位置し、その地域一帯にはイタジイ、オキナワウラジロガシなどが優占する自然林や渓流がよい状態で残され、多様な生物種の生育地、生息地となっています。ここでは4,000種を超える極めて多くの野生生物が記録されました。やんばるの固有種(固有亜種を含む)は、植物が12種、動物が11種記録されています。レッドデータブック記載種も、沖縄県版188種、環境省版177種とたいへん多いのです。北部訓練場およびその周辺のやんばるの森は、多くの固有種、固有亜種、絶滅のおそれのある種を含む生物多様性に富んだ重要な自然環境です。
沖縄県は、琉球列島の世界自然遺産登録にむけて、やんばるの森を最重要地域の1つとして掲げ、環境省もやんばるの森の国立公園指定を表明しています。しかし現在、この森の30パーセントは米軍の訓練場であり、そこには既に22の米軍ヘリパッドが存在します。新たなるヘリパッド建設が、高江の集落とやんばるの森に多大な危険と負の影響を与えるのは明白です。
それゆえ高江住民はもちろん、国際自然保護連合(IUCN)を含む国内外の環境保護団体や専門家が幾度も建設計画の見直しを求めてきました。しかし沖縄防衛局はその要求を無視し、2010年12月、木々を伐採し、土嚢を投げ込み、建設工事を強行再開しました。
基地建設が引き起こしているのは、生物多様性の破壊だけではありません。生物多様性を守り、持続可能な生活を行っている私たちの暮らしや権利をあきらかに侵害しています。沖縄防衛局は、地域住民らの対話要請を無視し、合意形成を諮らず、住民を威圧しながら工事を強行に進めています。
また、私たち市民は非暴力的阻止行動を行っているにも関わらず、両事業者はスラップ(SLAPP)訴訟と称される、市民への威圧を目的とした裁判を起こしています。これらは地域社会を重要視するCBDの精神に反する行為です。加えて沖縄は、生物多様性のための国際先住民族フォーラム(IIFB)が認める先住民族の地であり、先住民族の“奪われる歴史”をここで繰り返すことは、CBDを軽視することに他ならないのです。
さらに、この事業は、愛知ターゲットの20目標のうち、半分以上を無視したものです。特に、愛知ターゲットの戦略目標C目標12「2020年までに、既知の絶滅危惧種の絶滅及び減少が防止され、また特に減少している種に対する保全状況の維持や改善が達成される」こと、および戦略目標E目標18「2020年までに、生物多様性とその慣習的な持続可能な利用に関連して、先住民族と地域社会の伝統的知識、工夫、慣行が、国内法と関連する国際的義務に従って尊重され、生物多様性条約とその作業計画及び横断的事項の実施において、先住民と地域社会の完全かつ効果的な参加のもとに、あらゆるレベルで、完全に認識され、主流化される」ことの実現を阻むものです。
ヘリパッド建設によって私たちの暮らしは脅かされています。しかし私たちの7年間にわたる抗議行動は、6つ予定されているヘリパッドのうち、まだ2つしか造らせていません。また、運動の中から今年、村議員を輩出することもできました。ヘリパッドが全て完成して、米軍の運用がはじまれば、環境の破壊のみならず、私たちの暮らしも破壊されるでしょう。
世界中のみなさん、私たちにあなたがたの力を貸してください。
「ヘリパッドいらない」住民の会
ーーーーー英文 Englishーーーーー
☆No military helipads in our beautiful forests!☆
We live in Takae - a community located in the middle of the beautiful Yanbaru forests in northern Okinawa Island. With approximately 150 residents living together, we enjoy our lives and raise our children among singing birds and insects, murmuring streams, and the sounds of the breeze in the leaves of the trees.
At the same time, this forests have been used for military purposes. The Northern Training Area (Jungle Warfare Training Center of the the U.S. Marines) has occupied 78.33km2 land here for over 50 years. Military training with low-level helicopter flights has been regularly conducted. Therefore we have been facing noise pollution and the ever-present danger of helicopter crashes.
In 2006, we discovered the news that 6 new-helipads were planned in the very vicinity of Takae.
We demanded an explanation of the construction plan from the Japanese government’s Okinawa Defense Bureau. Without giving us a satisfactory reason why the helipads were to be built, the Bureau forcibly started the construction process.
We, the residents, thus started direct action against the construction by staging a sit-in with a small number of people.
The Northern Training Area is located on the Northeast mountainside of Higashi and Kunigami villages, Okinawa. Subtropical natural forest and mountain streams remain, and the area provides a habitat for over 4,000 species of wildlife. 11 animals and 12 plants are found only in the Yanbaru area. A large number of Threatened Species are listed in the Red List, 188 species in the Okinawan Red List, and 177 in the Red List of the Environment Ministry. The Jungle Warfare Training Center and the Yanbaru Forest around the center have an important natural environment and biodiversity - including numerous endemic, endemic subspecific, and threatened species.
In its efforts to have Ryukyu Islands registered as a UNESCO World Natural Heritage Site, the Okinawa prefectural government promotes the Yanbaru forest as one of the island’s most important areas. The Japanese government also announced its intentions to designate the forest as a national park just before the opening of COP10.
Today, however, 30% of the forest is used as a U.S. military training area, and there already exist 22 U.S. military helipads in the area. The construction of the new helipads will certainly create considerable danger and further impact the Yanbaru forest and Takae’s community.
It should be emphasized that the base construction is not only destroying biodiversity; they are also violating the life and the rights of us who are in fact stewards of biodiversity and practitioners of sustainable living. The Japanese government’s Okinawa Defense Bureau is proceeding with projects in a manner coercive to the local people and their supporters who oppose the projects, while ignoring their calls for dialogue and evading consensus-building.
The Okinawa Defense Bureau has also filed SLAPP lawsuits (Strategic Lawsuit Against Public Participation) against us and our supporters who have been carrying out peaceful protests. In our view, these lawsuits disregard the spirit of the CBD, which recognizes the importance of local communities in conserving biodiversity. Moreover, as recognized by the International Indigenous Forum on Biodiversity, Okinawa is a land of indigenous people: the helipad construction in Takae is a repeat of the “history of deprivation” for Okinawan people and it clearly undermines the CBD.
It should also be stressed that these two projects defy more than half of the 20 Aichi Targets. Especially, they are impediments to achieving Strategic goal C Target 12: “By 2020 the extinction of known threatened species has been prevented and their conservation status, particularly of those most in decline, has been improved and sustained” and Strategic goal E Target 18: “By 2020, the traditional knowledge, innovations and practices of indigenous and local communities relevant for the conservation and sustainable use of biodiversity, and their customary use of biological resources, are respected, subject to national legislation and relevant international obligations, and fully integrated and reflected in the implementation of the Convention with the full and effective participation of indigenous and local communities, at all relevant levels”.
Our lives are threatened by the construction of these helipads. However, our longstanding protest actions have been delaying the construction and allowed the Bureau to build only 2 helipads. Furthermore, we have brought a representative of the village authority from the movement this year. If construction is completed, it will destroy not only the natural environment, but also our living directly.
We need help from all over the world.
Please support our movement.
No Helipad Takae Resident Society