今日も高江では座り込みが続いています。引き続き、ご支援ご協力を、よろしくお願いします。
詳しくは以下をダウンロードして参考にして下さい。

Voice of TAKAE(2018年6月改訂版/) 高江で起こっていることを知るためのガイドパンフレット
Voice of Takae (English ver.)(886KB):Voice of Takae英語版 ( on Jan. 16, 2014)
「やんばるの森にヘリパッドはいらない」(WWFジャパン共同発行)
No Military Helipads in Yanbaru Forest(WWFジャパン共同発行英語版)
高江プラカード印刷用デザイン集(印刷して使ってね)
高江カラーパンフ(日本語)
TAKAE color flyer(English)

2014年06月13日

6月14日は日本中で高江のイベントがあります。

6月14日は日本中で高江にまつわるイベントがあります。
岐阜高山市では「標的の村」自主上映会。
高山市民文化会館4-7
★上映日時:6月14日(土曜日) ①10:30~ ②13:00~ ③16:00~ ④19:00~ 
★料金:当日 一般1000円・学生500円 前売 一般800円・学生500円

はじめて自主上映会をたちあげた上林さんからのメッセージです。

6月14日は日本中で高江のイベントがあります。

「標的の村」を自主上映したいと思ったのは昨年の12月末でした。
とりあえず、映画を見たいと思い、今年1月4日富山の小さな映画館総曲輪フォルツアで1週間だけやっているのを「標的の村」hpで見つけて、行って来ました。観客はわずか10数名。
後ろに座っていた60代後半の女性が一緒に来ていた友達らしき方に「1回見たんだけど、ぜひ孫を連れて来たかったけど来ないって」と話してみえました。
映画はドキュメンタリー。フィクションではありません。
映画の中にいる人達の「ことば」に胸がギュウッと締め付けられ、映画館で今映画の中にいる人達を見ている、その自分が居たたまれなくなりました。

「知らなかった…」このまま黙ってていいんだろうか?
もっと多くの人に知ってもらいたい、知らないといけない気がする。
理性も理屈もふっ飛んでました。
「映画、どうだった?」と聞かれても、感想や映画として冷静に判断できるような映画ではありませんでした。それは「事実」であり、「隠された真実」であり、ひょっとしたら絶望と諦めにも似た感情で落ち込んでしまった気分でした。

そして、映画を観てから以後、ずっと「自主上映」の文字が私の頭から離れませんでした。
「知る」ことから全ては始まります。

知らなければ、それで過ぎてしまうにちがいないけれど
知ってしまったら、前の自分のままでいることはできない。
何を見ても、何を聞いても、前とは考え方も捉え方も違う自分がいます。

映画を知ったのはラジオフォーラムを聞いていた時。
パーソナリティはイラクの子ども達の取材し続けているジャーナリストの西谷文和さん。彼がこう言いました。「ぼくが今年一番泣けた映画です。トップ3の1つ。映画を見ている間中、ボロボロ涙が止まりませんでした」報道ジャーナリストの彼の「涙」が何故か気になって見に行ったのです。

テレビドキュメンタリーの作りという域を出ていない
映画としては星3つぐらいの「映画」なんだろうけど
それ以上に、心をグイグイと突き動かすパワーとエネルギー。
力技でねじ伏せられた感じでした。

私もずっと泣きっぱなしでした。
何のために、何に泣けたのか、映画を観れば分かります。
きっと、私と同じように、「みんなに観てもらわねば」と思われる方も少なくないでしょう。

自主上映は「種まき」です。
今すぐには、高江へ行って座り込みが出来ません。
だけど、見てくれた人の中に、座り込みに行かれたり、他の方法で支援をされる方もいるかもしれません。

この自然豊かな飛騨の地が、戦争のための練習場となり、私達市民が「標的」となったら、とかんがえると背筋が凍りつく思いです。

沖縄の基地問題は、私達日本人全部の問題です。
沖縄の人達を犠牲にした平和は、本当の平和でしょうか?
フクシマをそのままにして、なお、原発を続けようとしている国に生きている私達。
「署名も、どんな声も届かず、座り込みしかないでしょ」と言う沖縄の人達。
阿里耶ユンタを涙で歌い、踊って抵抗を続ける人達。

映画は91分。4回の上映です。
照っても降っても、とにかく1回見に来て下さい。
これまでの生き方、考え方を根底からヒックリ返される人もいるでしょう。
私がそうでしたから。

どうか、よろしくお願いします。

「標的の村」を観る会スタッフ代表 上林でした。


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