今日も高江では座り込みが続いています。引き続き、ご支援ご協力を、よろしくお願いします。
詳しくは以下をダウンロードして参考にして下さい。

Voice of TAKAE(2018年6月改訂版/) 高江で起こっていることを知るためのガイドパンフレット
Voice of Takae (English ver.)(886KB):Voice of Takae英語版 ( on Jan. 16, 2014)
「やんばるの森にヘリパッドはいらない」(WWFジャパン共同発行)
No Military Helipads in Yanbaru Forest(WWFジャパン共同発行英語版)
高江プラカード印刷用デザイン集(印刷して使ってね)
高江カラーパンフ(日本語)
TAKAE color flyer(English)

2023年01月18日

YouTube、第31回(【高江】第18回)を配信しました

YouTube、第31回(【高江】第18回)を配信しました

YouTube配信企画 ありがとうやんばるチャンネル第31回(【高江】やんばるの森を真の世界遺産に 現状・課題・今後の取り組みー第18回ー)がアップされました。
(14分36秒)
制作:「ヘリパッドいらない」住民の会
https://youtu.be/6gzvzTCkMA0

説明
Okinawa Environmental Justice Project (OEJP)代表 吉川秀樹さんから、「やんばるの森を真の世界遺産に」 現状・課題・今後の取り組みなどについてお話しを伺いました。下記に市民調査へのお願いと問い合わせ先(下線部)、資料が載っています。ご参照ください。

引き続き、これまで繋がってきた島々の現状を載せていきたいと考えています。
よろしくお願いいたします。

「ヘリパッドいらない」住民の会


市民調査協力のお願い
2023年01⽉13⽇
やんばるの森を真の世界⾃然遺産に! 市⺠調査「やんばるの森:世界⾃然遺産ウォッチ」へのご協⼒をお願いします!
みなさん、こんにちは。Okinawa Environmental Justice Project (OEJP)の代表の吉川秀樹です。 ユネスコ世界⾃然遺産地やんばるの森(正式には「沖縄島北部」)やその周辺における⽶軍訓練に ついての市⺠調査「やんばるの森:世界⾃然遺産ウォッチ」へのご協⼒のお願いです。 2016年の設⽴以来、OEJPは、地域住⺠、専⾨家、国内外NGOといった市⺠社会のメンバー と共に、「やんばるの森を真の世界⾃然遺産に!」を合⾔葉に、⽶軍の訓練のない世界⾃然遺産、 ⽶軍廃棄物のない世界⾃然遺産を⽬指して取り組んできました。市⺠社会の取り組みの成果は、 世界⾃然遺産やんばるの森への「保全への特段の配慮」の必要性を確認した⽇⽶政府による「合 意⽂書」の作成や、⽶軍基地関連の問題への対応機関としての「⽇⽶合同委員会環境分科会」の 位置付けにもつながりました。また、世界遺産登録地内の北部訓練場返還地で⾒つかり続ける⽶ 軍廃棄物の沖縄防衛局による撤去の取り組みにもつながっています。
しかし世界⾃然遺産に登録されたやんばるの森では、オスプレイの⾶⾏訓練や「ジャングルト レーニング」などの⽶軍の訓練が現在も⾏われています。軍事訓練によるノグチゲラやヤンバル クイナなどの在来種、絶滅危惧種を含む⽣き物への影響が⼤きく懸念されます。しかし⽇本の環 境省は、軍事訓練による⽣き物への影響の調査を⾏なっているのかさえ公表していません。また ⽶軍は独⾃の調査を⾏なっているはずですが、その結果を公表していません。このままでは、軍 事訓練の⽣き物への影響についてだけではなく、登録地や緩衝地帯で軍事訓練が⾏われているこ とも報告もされない異常な世界⾃然遺産地になってしまいます。これは『世界遺産条約履⾏のた めの作業指針』の4章「世界遺産の保全状況に係るモニタリング」に反するものです。また⽇⽶ 政府間の「合意⽂書」や「⽇⽶合同委員会環境分科会」を形骸化させるものです。
今回の市⺠調査「やんばるの森:世界⾃然遺産ウォッチ」は、この状況を是正するための取り 組みの第⼀歩で、 『世界遺産条約履⾏のための作業指針』の6章「世界遺産条約を推進するための ⽀援」の211条に基づくものです。みなさんにご協⼒をお願いしたいのは、世界⾃然遺産地やそ の周辺地域でみなさんが⽬撃/確認した⽶軍訓練の情報提供です。⽶軍の訓練が世界⾃然遺産登 録地上空や周辺で実際に⾏われていることをユネスコ世界遺産センターとIUCNに報告し、その 状況を把握させ、適切な対応を求めていくのがこの市⺠調査の⽬的です。もちろん⽇本の環境省 や⽶政府へも報告を⾏い、適切な対応を求めていきます。
調査期間は2023年1⽉20⽇から3⽉3⽇までを予定しています(期間変更の可能性あり)。 調査の基本姿勢は、参加者にできる範囲で調査に参加して頂くこと、具体的には、添付した情報
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記⼊⽤紙の項⽬に従って、情報を記⼊して頂くことになります。なお記⼊⽅法には、記⼊⽤紙に 書いていただく⽅法とGoogle Formを使ったスマホやパソコンからの記⼊の⽅法があります。そ れから航空機騒⾳に関しては、市⺠調査で収集した情報を踏まえての測定も予定しています。
みなさんから提供された情報は、OEJPが収集、分析し、その結果をユネスコ世界遺産センター とIUCNに報告します。また2023年2⽉後半と2023年夏に予定されているNGOとユネスコ世 界遺産センターとの会議でも活⽤する予定です。また⽇本政府と⽶政府にも報告し、対応を求め ていきます。
市⺠調査にご協⼒いただける⽅、または市⺠調査に関⼼のある⽅は、メールか電話で吉川秀樹 までご連絡をください。Google Form の URL などを含めた更なる情報をお伝えするのと同時に ご質問にお答えします。
みなさんのご協⼒をよろしくお願いします。
連絡先: 吉川秀樹 (Okinawa Environmental Justice Project) 電話:080-8554-9718 メール:yhidekiy@gmail.com ブログ:http://okinawaejp.blogspot.com/ Facebook: https://www.facebook.com/OkinawaEJP/

説明資料

やんばるの森を真の世界⾃然遺産に! 市⺠社会の取り組みの成果、課題、今後の取り組み Okinawa Environmental Justice Project説明資料
やんばるの森が「真の世界⾃然遺産」であるためには (OEJPの⾒解) 1. ⽶軍や⾃衛隊の訓練が⾏われないこと。最終的には北部訓練場が返還されること。 2. ⽶軍の廃棄物が撤去され、⼟壌汚染、⽔質汚染の問題が解決されること。 3. ユネスコ憲章に則り、平和と環境保護の関係を考え、平和と環境保護を実現する場所であ ること。
これまでの市⺠社会の取り組みの成果 1. ⽇⽶政府に、世界⾃然遺産やんばるの森への「保全への特段の配慮」の必要性を確認する 「合意⽂書」を作成させた。(2019年の環境省の世界遺産登録「推薦書」 ) 2. ⽇⽶政府に、世界⾃然遺産やんばるの森と⽶軍関連の問題への対応機関として「⽇⽶合同 委員会環境分科会」を位置付けさせた。(2019年の環境省の世界遺産登録「推薦書」 ) 3. 沖縄防衛局が、世界遺産登録地内の北部訓練場返還地で⾒つかり続ける⽶軍廃棄物を撤去 している。(令和元年から現在まで)
課題 1. ⽶軍の訓練が⾏われている。⾃衛隊も訓練に参加している。訓練による⽣物への影響が懸 念される。 2. ⽶軍の訓練(航空機の騒⾳等)によるやんばるの森の⽣物への影響を⽇本政府が調査して いるかが分からない。 3. ⽶軍の訓練によるやんばるの森の⽣物への影響を⽶軍は調査しているはずであるが、その 調査結果が公表されていない。 4. 世界⾃然遺産登録地内で沖縄防衛局が⾏なっている⽶軍廃棄物の撤去の情報が公開されて いない。また市⺠が⽶軍廃棄物を⾒つけた際の対応の⽅法が確⽴、公表されておらず、そ のために混乱が⽣じている。 5. 以上の問題を、ユネスコ世界遺産センターやIUCNにきちんと伝わっているかが不明。
今後の市⺠社会の取り組み 1. ⽶軍の訓練の状況を市⺠社会として調査、記録し、ユネスコ世界センターとIUCNに報告 し、対応を求める。(やんばるの森:世界⾃然遺産ウォッチ) 2. ⽶軍の訓練の状況を、⽇⽶政府に報告し、対応を求める。 3. 以上の取り組みを⾏うことで、国内外でのより広い世論を形成し、やんばるの森を真の世 界⾃然遺産にする。
Okinawa Environmental Justice Project資料 2023年1⽉13⽇ 作成
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当⾯のスケジュール(2023年1⽉から2023年夏まで) 1⽉-1⽉29⽇: やんばるの森周辺に住む⽅々への市⺠調査への協⼒のお願い。 1⽉30⽇-3⽉3⽇: 市⺠調査「やんばるの森:世界⾃然遺産ウォッチ」実施 (期間変更の可能性あり) ⽶軍機訓練による騒⾳の測定予定
2⽉末: World Heritage Watch主催の世界遺産センターとNGOの会議(予 定)で市⺠調査が⾏われていることを報告する。
3⽉-5⽉: 市⺠調査の結果/情報を⽇⽶政府にも提供し、対応を求める。 (書簡の送付、省庁交渉、⽶国領事館との⾯談など)
夏: ユネスコ世界遺産会議と並⾏して⾏われるWorld Heritage Watch主 催の世界遺産センターとNGOの会議で、市⺠調査/騒⾳測定の結果 果、⽇⽶政府の対応について報告し、対応を求める。
この資料や取り組みについての連絡先 Okinawa Environmental Justice Project 代表:吉川秀樹 携帯:080-8554-9718 Email: yhidekiy@gmail.com
Okinawa Environmental Justice Project資料 2023年1⽉13⽇ 作成
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ユネスコ憲章の前⽂
この憲章の当事国政府は、この国⺠に代わって次のとおり宣⾔する。
戦争は⼈の⼼の中で⽣まれるものであるから、⼈の⼼の中に平和のとりでを築かなければ ならない。
相互の⾵習と⽣活を知らないことは、⼈類の歴史を通じて世界の諸⼈⺠の間に疑惑と不信 を起こした共通の原因であり、この疑惑と不信の為に、諸⼈⺠の不⼀致があまりにもしば しば戦争となった。
ここに終わりを告げた恐るべき⼤戦争は、⼈間の尊厳・平等・相互の尊重という⺠主主義 の原理を否認し、これらの原理の代りに、無知と偏⾒を通じて⼈種の不平等という教養を 広めることによって可能にされた戦争であった。
⽂化の広い普及と正義・⾃由・平和のための⼈類の教育とは、⼈間の尊厳に⽋くことので きないものであり、 かつ、すべての国⺠が相互の援助及び相互の関⼼の精神を持って、果 たさなければならない神聖な義務である。
政府の政治的及び経済的取り決めのみに基づく平和は、世界の諸⼈⺠の、⼀致した、しか も永続する誠実な⽀持を確保できる平和ではない。よって、平和が失われないためには、 ⼈類の知的及び精神的連帯の上に築かれなければならない。
これらの理由によって、この憲章の当事国は、すべての⼈に教育の⼗分で平和な機会が与 えられ、客観的真理が拘束を受けずに研究され、かつ、思想と知識が⾃由に交換されるべ きことを信じて、その国⺠の間における伝達の⽅法を⽤いることに⼀致し及び決意してい る。
その結果、当事国は、世界の諸⼈⺠の教育、科学及び⽂化上の関係を通じて、国際連合の 設⽴の⽬的であり、かつ、その憲章が宣⾔している国際平和と⼈類の共通の福祉という⽬ 的を促進するために、ここに国際連合教育科学⽂化機関を創設する。
⽂部科学省のHPより https://www.mext.go.jp/unesco

Okinawa Environmental Justice Project 資料
2023 年 1 ⽉ 13 ⽇作成
World Heritage Watch Report 2022*
The Northern Part of Okinawa Island under the Impact of the U.S. Military's Northern Training
Area" (p.69-72).
世界⾃然遺産やんばるの森の関する市⺠社会からの問題提起と解決の提案 (p.69-72)

1. ⽶軍の訓練(特に⾶⾏訓練)の影響が検証されていない。『世界遺産条約履⾏のための作業指
針』の 4 章「世界遺産の保全状況に係るモニタリング」に反する。⽇本政府は検証すること。
2. ⽇⽶合同委員会環境分科会は、北部訓練場の存在や⽶軍の訓練による影響を議論していない。
『世界遺産条約履⾏のための作業指針』の 135 条を形骸化させている。 ⽇⽶政府は議論する
こと。
3. ⽇⽶政府は重要な「⽇⽶合意⽂書」の全体を公開していない。合意の⽇付、責任者、⽂書の法
的効⼒を⽰す部分が未公開である。『世界遺産条約履⾏のための作業指針』の 135 条の意図を
形骸化させる。 全体を公開すること。
4. 世界遺産地と北部訓練場の境界線の問題(地上と上空)が解決されていない。解決すること。
5. ⽇本政府は北部訓練場を実質的「緩衝地域」とみなしているが、『世界遺産条約履⾏のための
作業指針』の 104 条は「緩衝地域」に「利⽤・開発規制」を想定している。規制を説明するこ
と。規制がなければ設定すること。
6. 返還地において⽶軍廃棄物が⾒つかり続けているにもかかわらず、⽇本政府の除去の対応は
場当たり的である。『世界遺産条約履⾏のための作業指針』の 4 章「世界遺産の保全状況に係
るモニタリング」に従い、除去計画を策定し、履⾏するとともに、世界遺産センターと IUCN
世界遺産プログラムに報告すること. 市⺠に公開すること.

以上は基本的にはこれまでと同様の問題提起と解決の要請であるが、やんばるの森が世界⾃然遺
産に登録されたことにより、世界遺産条約や『世界遺産条約履⾏のための作業指針』という枠組
みを使って、より強く求めることができるようになった。なお 2022 年 11 ⽉ 25 ⽇に⾏われたジュ
ゴン保護キャンペーンセンター(SDCC)と政府の要請交渉において、SDCC は環境省と防衛省
に対し、返還地における⽶軍廃棄物撤去の状況を世界遺産センターと IUCN に報告するよう要請
した。環境省は報告の予定はないと回答している。
*World Heritage Watch Report 2022 は下の URL から
https://world-heritage-watch.org/content/wp-content/uploads/2022/11/2022-Report-WHW-final.pdf
この資料や取り組みについての連絡先
Okinawa Environmental Justice Project
代表:吉川秀樹
携帯:080-8554-9718
Email: yhidekiy@gmail.com

Posted by 高江イイトコ at 07:27