オスプレイの環境影響評価のこと、そのほか高江つながり記事

高江イイトコ

2015年08月10日 19:27

「低周波音の対策不充分/渡嘉敷健氏/達眼・第三者委報告(6)」『沖縄タイムス』2015年8月8日2面。

 辺野古の第三者検証委員会の「瑕疵あり」結論について、いろんな専門家の意見が連載されています。このうち、低周波の達人(?)渡嘉敷先生が、オスプレイと低周波の問題を軸に、環境アセスメントの不備を指摘しています。これは高江の、つまり北部訓練場の新設ヘリパッドもといオスプレイパッドについても当然当てはまることなので、よく読んでおきたいと思います。

 高江のヘリパッドについて、事後調査の公開が行われているとの報道にもあるように、高江での騒音調査を、県の環境影響評価委員が要求したのに、無視無策のまま放置だからです。
 オスプレイについては火災の危険性もほったらかしです。
 高江からは、6月末にも、県議会に陳情を提出し、オスプレイ飛行の実態をきちんと調査して欲しいと訴えています。



「オスプレイ着陸規則変更/米誌報道ハワイ事故原因は『砂』」『沖縄タイムス』2015年7月19日2面。

 これは、ハワイでのオスプレイ墜落事故の、その後の、その後という報道として。
 「海兵隊は現在も事故原因を調査中としており、詳細を公表していない」とあります。念入りに時間をかけて調査すべきですが、その間、飛行は停止してはどうだろうか。事故の翌日に高江ではオスプレイの訓練が目撃されました。東村議会は抗議し説明を要求していますが、どうなっているんだろうか。

 ハワイの墜落の報道を見ながら思うのは、金武町並里区のことです。ブルービーチでの訓練は、この「砂」が事故原因となったハワイに照らして考えるべきですよね。一緒に反対!と声を挙げたいです。
 着陸帯外でヘリ訓練 米軍訓練施設ブルービーチ『琉球新報』2012年5月9日のことを以前、紹介しました。このほか、高江blog記事を「並里区」で検索して頂くといくつか出て来ます。
 
 ところで、その隣に、「キンザーの一部を早期返還して、国道を拡張するらしい」という記事があったので、一緒に読んで下さい。「沖縄の要望に応える形で早期返還を実現することで、政府が従来強調する基地負担軽減をアピールすると共に、名護市辺野古への新基地建設で対立する沖縄側の柔軟姿勢を引き出したいとの思惑がにじむ」と記事は批判的に書いています。そうだよ、そうだよ。高江では、むしろ基地を拡張して、県道の路肩を取り上げられそうになっているんだのに。こんな負担軽減アピールだなんて、ホント頭に来ます。



しかーし。高江を放っとけない人たち、放っといたらダメだよと警鐘を鳴らす人たちがいます。

「表舞台ようやく整った/吉元政矩さん(78)大田県政の副知事」『沖縄タイムス』2015年8月5日28面。

 みんなビックリした辺野古の作業中断の報道で、タイムスに歴代の副知事たちのコメントが挙がっていました。吉元政矩さんが、「翁長県政には基地の跡地利用や高江・那覇軍港などの方針が見えない。基地問題は辺野古だけではない」という言い方で、高江に触れていました。




「平和安全法制特別委地方参考人意見(要約)」『沖縄タイムス』2015年7月7日4面から。

 高嶺朝一さんの発言要旨を切り抜きしました。3段目の後半のとこ、ぜひ。

「やんばるは本当で自然が残る数少ない地域で、私もその一人だが沖縄戦時中、住民の多くがやんばるの山に隠れて生き延びた。北部の山々がなければ今いる沖縄県民の多くはこの世に存在していなかった。県民にとっては特別な場所だ。
 ・・・それどころか嘉手納以北は米軍、自衛隊の基地として再開発されることになる。
 ・・・東村高江ではヘリパッドの整備工事が行われ、ノグチゲラやヤンバルクイナなど希少な野生生物が生息する森林や、伊江島ではすでにオスプレイの飛行訓練が日常的に行われている。・・・自衛隊は海兵隊のような水陸両用部隊を新設する方針で、すでに沖縄では海兵隊と自衛隊の事実上の共同訓練が始まっている。日米両政府は自衛隊と米軍の共同使用をシュワブや他の訓練施設でも拡大を検討している。」




「島ぐるみ浦添・大宜味でも/高江着陸帯反対も掲げ大宜見村に175人」『琉球新報』2015年8月5日30面。

最後は、いつもパワフルに座り込みを支える大宜味の皆さん、建白書プラス高江!嬉しいです。



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