知る権利にYES! 隠して騙す国にNO!の1票未満を!

高江イイトコ

2014年12月09日 20:09

「憲法の番人評価は/国民審査投票始まる/沖縄問題判決参考も」『沖縄タイムス』2014年12月9日29面。

タイムスでも最高裁の国民審査のまとめ記事が出ていました。一票の格差は問題になっている2013年参院、2012年衆院の2件について詳しく表示されていますね。一覧表が見やすいです。
「「違憲状態」のまま700億円をかけて行われる今衆院選もやり直しの可能性が出てくる」という下りで、クラッときました。



「基地隠し危惧/高江住民「戦前の法と一緒」/秘密法あす施行」『琉球新報』2014年12月9日37面。

新報では、秘密法に絡めて高江の取材が記事になりました。
そのすぐ横には、詰めかけた県民の厳しい目からコソコソ隠れて承認印を押した、終わりかけの知事の記事。大の大人のくせに抑制がきかず最後まで不謹慎で残念な知事でした。

国は、オスプレイの配備を隠していただけじゃない。「配備はない」「知りません」と嘘をついて騙してきました。

そして、オスプレイの配備を疑って当初から反対してきた住民のほうが正しかったのに、まさに国の振る舞いには厳しい県民の監視が必要だと実証したようなものなのに、権力を笠に着て弱い個人を民事裁判で訴えました。

公務に責任のある人が嘘をついたり、司法を弱い者いじめに悪用したりする。法律の施行以前から、すでに、日本はそのような国です。

秘密を隠し持ちながら勝手な決定をしておいて、秘密文書は数十年後になっても公開されない。民主主義の国とは、到底言い難い独裁政治の下にあるのに、憲法に照らして正義を審判するべき司法が、三権分立の体を成していない。

そう真剣に考えて憲法の番人の評価をすると、投票が「無効」「やり直し」になるかもしれないと。今までもこれからも、日本はそのような国なのでしょうか。

700億円の選挙が水の泡にならないために、大切な1票(ではない0.78票くらいか)を行使したいです。

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