日米共同声明発表
日米両政府は28日午前、普天間飛行場を名護市辺野古周辺に移設するとした共同文書を発表した。社民党は首相の会見の内容も見た上で、連立政権を離脱するか残留するかを決める見通し。【時事通信社】
日米共同声明のポイント
米軍普天間飛行場移設に関する日米共同声明のポイントは次の通り。
一、普天間飛行場の代替施設の滑走路は1800メートルとし、名護市のキャンプ・シュワブ辺野古崎地区と隣接する水域に設置。
一、代替施設の位置と工法の検討は8月末までに完了。
一、現行計画の環境影響評価の手続きを著しく遅らせない。
一、鹿児島県・徳之島を含め、海兵隊など在沖縄米軍の県外への一部訓練移転拡充。グアムなど国外移転も検討。
一、外務、防衛担当閣僚による次回の日米安全保障協議委員会までに移設計画を確認。
一、沖縄本島東にある米軍訓練水域の一部を返還。