緊急座り込みの電話を受けてかけつけてくれたちえちゃんが、翌日にこんなメッセージを流してた・・・・そうよ。これって、高江という小さな一地方だけの問題じゃない。 戦争をさせるのか、戦争に参加していくのかっていう大きな問題が一地方の問題にすり替えられてる。そして今、その一地方でふつーに穏やかに生きてきたほんの数人が現場で必死に止めようとしているってことです。 耕
深夜3時に高江へ到着。
四方森で囲まれたすぐ上の天は、水しぶきを浴びせたような満天の星。
草むらからの虫の声に重ねて、即興野外ライブがキャンドルの明かりに照らされて始まろうとしていた。
ウクレレに合わせて、風のような「てんさぐの花」の歌声が流れる。
なんと、M君とIさんのアコギの音色も加わり、なんともいえない贅沢な時間。
まさか、緊迫してきた高江で、こんな空間に遭遇できるとは思わなかった。
数曲の演奏で、みんながまったりしていた。
その時、
N4のゲートに集まるみんなの前を2台のライトバンが通り過ぎ、
続いて
作業準備をするためのコンテナ小屋を積んだ大型車両が停車した。
深夜3時半、こんな時間に!もういかげんにしてくれ!!
ゲートから入れないと察知して、そのトラックはクラクションを鳴らして、北上をはじめた。
座り込みの仲間がすぐに追跡する。
私達も追って続く。
そのままトラックは辺戸を過ぎ、西海岸をずっと走って逃げたそうだ。
その間に対向斜線からもあやしい車両が走り抜けていったため、私達は、少ない人数を割り振って、数箇所のゲートポイントで夜を撤して座りこんだ。
夜のうちに、ライトバンから作業員が走り出てゲート脇の草むらから入ってしまった。
戦争のための作業をやめて!という声は、届いていたと思う。
東海岸側の空が白みはじめて、夜が明けた。
朝7時過ぎ、座り込みの疲労がピークに達している頃、
キャンプゴンザレスのゲート開門と同時に、隙を見て作業員を乗せた車両が進入。
今日は私達は、朝でひきあげてきました。
そして夕方また、昨夜よりずっと座り込んでいる高江区民の方から電話がありました。
「油断できない状況で、今夜も、今も、座り込み継続。
昨夜からの座り込みで、人数も少なく、みんな疲労している。
交替の座り込みに参加してください!! 」
もし、ヘリパッドが建設されてしまってからでは、取り返しがつきません。
現場で、たった数人が、世界の問題に直接対峙しないといけないのはなぜ!?
誰か、座り込み以外の方法があるというのなら今すぐ教えてください。そして実行してください。
高江を、仲間を、世界を助けて!
お願いします。
よしおかちえ