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2012年08月21日

沖縄県、米軍環境レビューについても疑問を呈していた

沖縄県、米軍環境レビューについても疑問を呈していた沖縄県、米軍環境レビューについても疑問を呈していた
 「県、オスプレイ配備で質問書 米環境審査で初」『琉球新報』2012年8月18日。
「オスプレイ:安全根拠 県が国に説明要求」『沖縄タイムス』2012年8月18日 09時45分

 防衛局の皆さん、はるばる来た高江を去りがたいのか、工事現場内に無理矢理入れちゃった作業員を放置して帰るのはさすがにまずいと思ってか、まだ現場をウロウロしている模様で、気が抜けません。さて、そんな緊張の時間を過ごしつつ、重要な情報にも目を通しておきたいところです。
 先日も、県が防衛省に対して再び質問書を出した、そのなかに東村高江のヘリパッド建設に関連する内容が含まれていたことを、新聞報道で知ったばかりですが、今度は、問題含みのあの、米軍環境レビューについても、質問状を出していたことが報道されていました。先週8月18日の紙面です。
 米軍普天間飛行場への垂直離着陸輸送機MV22オスプレイの配備について、県は17日、防衛省に対し、米海兵隊が実施した環境審査(レビュー)書に関する質問書を送付した。海兵隊の環境審査に対する質問書の提出は初めて。下地寛環境生活部長は「(審査書では)基本的に配備による環境への影響はないとしているが、そう理解するには疑問が多すぎる」と述べ、国としてどのように判断しているのかについても見解を示すよう求めた。(新報の記事より)

ふたつの新聞を総合するに、オスプレイに関する以下のような点を、44項目問い質したそうです。
・下降気流が台風並みなのに「鳥類の巣やねぐらに被害を与えない」とした根拠
・北部訓練場に建設予定の着陸帯6カ所の騒音予測図
・夜間訓練の増加について
・放射性物質が使われているかどうか
・ヘリ(回転翼)モードの割合は総飛行時間の5%という根拠は
・低周波音被害の認識

北部訓練場に新設しようとする6カ所のヘリパッドもといオスプレイパッドに関連する重大な点ばかりです。ストロンチウムも沖国大に墜落したCH53Dに使われていたことが事件後発覚して、問題になったことは記憶に新しく、みんな気になっていたことです。

防衛局は、例によって防衛省OB天下りの環境コンサルに随契で追加調査を依頼している頃かも知れません。分厚い「報告書」をでっちあげてもらうのに税金を使う様子が目に浮かぶようです。

そして県は、「理解するには疑問が多すぎる」と認める工事が、今日も強行されている高江の着陸帯建設を「進めるべき」との方針を改めることがなく、矛盾した態度を変えようとしないために、やんばるの暮らしを守りたい沢山の人たちと、豊かな生物多様性が危機に瀕しているやんばるの森に、5年以上の犠牲を強いています。「質問状」などと暢気に構えている暇に、着陸帯が建設されてしまっても、それは構わないってことでしょうか。

県がいつも繰り返す言葉は「返還は負担軽減につながる」です。
訓練場の部分返還は、どんどんやればよいのです。使っていない提供区域を返還することは日米安保条約で定められたことであり当然のことです。条件など必要ありません。

こちらも繰り返しますが、「なぜ着陸帯の新設が必要なのか」に誰も誠実に答えていません。訓練場の部分返還は、新しい施設が必要だという説明にはなりません。この点に答えて下さい。手持ちの回答マニュアルのなかにないなら、急いで防衛省に回答を求めてみてはどうでしょうか。それが無理なら、いや、それでは県民を代表するものとしての道理が果たせないと筋を通したいなら、どうか、大至急で工事の中止要請をして下さい。


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Posted by 高江イイトコ at 10:29│Comments(0)メディア掲載
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